生活習慣が関係して、健康診断でメタボリックシンドローム(以下メタボ)の診断を受ける人がいるかもしれません。実際に診断を受けた人の中には、メタボの状態が続くことで家計に影響するか気になる人もいるでしょう。
今回はメタボの状態が家計に及ぼす影響をご紹介します。あわせて、メタボの改善方法についてもまとめました。
メタボの状態が続くと家計に影響を与える?
メタボの状態が続いてしまうと、医療費の増加などの影響により、家計への負担が重くなる可能性があります。
厚生労働省の調査によると、メタボに該当する人の医療費は非該当者に比べて、約9万円高いという結果が発表されているようです。なお男女年齢別の年間平均医療費について、該当者と非該当者の差額は、以下のとおりです。
表1
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
40~44歳 | 9万8089円 | 17万5064円 |
45~49歳 | 9万7148円 | 18万124円 |
50~54歳 | 8万8083円 | 16万7839円 |
55~59歳 | 7万9667円 | 12万2171円 |
60~64歳 | 8万239円 | 10万148円 |
65~69歳 | 8万3922円 | 10万3013円 |
70~74歳 | 8万7840円 | 9万3984円 |
※厚生労働省「医療費等と疾病の関係をみる」を基に筆者作成
上記の表を見ても分かるとおり、男女で比較すると女性の医療費に差額が生じやすいことが分かります。また、年齢も若い世代の方が差額が大きくなる傾向にあるといえるでしょう。
メタボの状態を改善するにはどうすればいい?
メタボの状態を改善するには、生活習慣を見直す必要があります。たとえば、普段の生活から以下のようなポイントを意識していけば、メタボの改善につながるでしょう。
・食生活を見直す
・野菜や果物を食生活に取り入れる
・薄味を心がける
・運動習慣を取り入れる
状態が悪化すると命にかかわる場合もあるため、できるだけ早めに改善しましょう。
配信: ファイナンシャルフィールド