5、債務整理を任せられる弁護士の選び方
債務整理を安心して任せることができる弁護士の選び方について解説します。
(1)費用相場
債務整理を弁護士に依頼する際に、多くの人が気にするのは費用です。
弁護士にかかる費用には主に以下の項目があります。
相談料
着手金
報酬金
債務整理の手続き内容や弁護士事務所の料金体系によっても異なりますが、債務整理の費用相場は以下のようになります。
【任意整理】
相談料・・・1時間あたり1万円
着手金・・・1社あたり1万円~4万円
減額報酬・・・減額した金額の10%
過払金報酬金・・・返還された額の20%
【個人再生】
弁護士費用・・・40万円~60万円
裁判所費用・・・15万円~25万円
【自己破産】
弁護士費用・・・20万円~50万円
裁判所費用・・・1万5000円~50万円
個人再生や自己破産は裁判所を介して行われる法的整理なので、弁護士費用以外に裁判所に支払う費用がかかります。
裁判所費用の大半を占めるのは個人再生委員への報酬や管財人への予納金です。
個人再生委員への報酬は通常25万円程度かかることが多いですが、弁護士に依頼する場合は15万程度に抑えることができます。
また自己破産で管財事件に進む場合も管財人への予納金がかかりますが、通常50万円前後のことが多いですが、弁護士に依頼することで20万円~30万円まで下げることが可能です。
このように債務整理の費用は手続き内容や依頼する弁護士によって大きく変わりますので、費用に関する疑問点や不安点は必ず相談するようにしましょう。
(2)選び方
債務整理を検討するなら、債務整理事件の解決実績や解決事例が豊富にある弁護士事務所に依頼するのが最も無難です。
弁護士事務所には離婚問題や労働問題などそれぞれ専門分野、得意分野があります。
この専門分野や得意分野を把握した上で、依頼をするようにしましょう。
各弁護士事務所の専門分野や得意分野を見分けるコツは、公式サイトを確認することです。
おそらく得意分野は、他の分野よりも多くの情報が詰め込まれている可能性が高いです。
これは得意分野に関しては依頼者からの質問も多く、問題を抱えた依頼者がどのような情報を求めているかを正確に把握していることが大きく影響しています。
また公式サイト以外にも電話で直接質問するのもおすすめです。
債務整理に関する疑問をいくつか投げかけ、知識が十分か否かを確認してみましょう。
その他、依頼者の希望や意向も踏まえた解決策を提示してくれるかどうかも大切です。
弁護士事務所の中には、法律の知識が希薄な依頼者の意向を軽視するところもあります。
依頼後の結果に対して後悔しないためにも、こちらの希望や意向をしっかり聞いてくれる弁護士事務所に依頼するようにしましょう。
まとめ
今回は借金の返済シミュレーションに関する情報を解説しました。
返済シミュレーションはできるだけ早く、そして負担をかけることなく借金を返済する上で大切なことです。
現在の生活費の見直しや借入状況を正確に把握して、早めに完済の目標を達成できるように頑張りましょう。
監修者:萩原 達也弁護士
ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。
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