休ませるときは子どものサポートが大切?
一方、子どもの頃に私用で休んだことがある人からは「子どもの頃学校休んで旅行したけど、なんか罪悪感あった」「皆は勉強してるのに自分だけ遊んでて、悪いことしてる気分になったな」と複雑な子ども心を覚えているよう。良かれと思って計画しても、子どもが乗り気でなければ楽しむことはできないでしょう。子どもの意思を確認し、しっかりと話し合った上で休むことが大切なのかもしれません。
休ませるのはNG派は意外にも少ないようですが、「何かあれば簡単に休むようになってしまうと思う」「行かなきゃいけないという強制力がなくなって、不登校になるのが怖いな」「真面目に学校に来た生徒と旅行だ映画だとレジャーで休む生徒とはやはり差別化は必要」などの意見が……。
また賛成派からも「学校を休む分、授業の進み具合には気をつかうべき」「先生やクラスの子に迷惑がかかる日に休むのはNG」「「ICT活用した教育してるんだから、授業の動画を後で見れるようにしてほしい」と、休んだ分の学習サポートや休む日には配慮すべきという意見も見られました。
「ラーケーション制度」を導入する自治体も
最近では「皆勤賞」を廃止する学校も増え、「休まないのが偉い」という価値観は薄れ始めているようです。さらに「休み方改革」プロジェクトの一環として2023年3月に全国で初めて愛知県で創設された「ラーケーション制度」を導入する自治体が増えてきています。この制度では、公立学校(小・中学校、高校、特別支援学校)に通う子どもが学校を休み、保護者等とともに家庭や地域で探究の学びや体験・活動を自ら考え、企画実行できます。年3日まで取得が可能で休んでも欠席扱いにはなりません。
皆さんは家族の旅行やレジャーで子どもが休むのはアリだと思いますか?
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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