彫刻の森美術館が、8月1日(木)に開館55周年を迎える。これを記念し、様々なイベントが開催される。
「森の足湯」がリニューアルオープン
リニューアル後の「森の足湯」では、箱根の森の美しい景色を一望でき、鳥のさえずりや沢の流れ、風の音を感じながらゆったりとくつろぐことができる。
敷地内の源泉を利用した足湯に加え、手軽に温泉を楽しめる「手湯(てゆ)」や、車椅子の利用者にも配慮した席を新たに用意している。さらに、勾配のあるランドスケープを見直し、段差を解消することで、隣接するカフェや多目的に利用できる休憩スペース「丸太広場キトキ」とともに、誰もが一層くつろげるエリアとして生まれ変わる。
彫刻家・舟越桂氏の展覧会
彫刻の森美術館 本館ギャラリーでは、開館55周年記念事業の一環として、彫刻家・舟越桂氏の展覧会「舟越桂 森へ行く日」を7月26日(金)~11月4日(月・休)に開催。開館時間は9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)、料金は美術館入館料のみ、休館日は無しとなっている。
《樹の水の音》2019年 楠に彩色、大理石 93×46.5×31cm 西村画廊蔵 Photo: 今井智己 © Katsura Funakoshi Courtesy of Nishimura Gallery ※この写真は所蔵者の許可を得て撮影しています。実際の展示風景と異なります。
同展示は55周年の記念として、2023年3月に舟越桂氏に依頼し、企画と準備を進めてきたもの。2024年3月に舟越氏が逝去したが、最期まで展覧会の実現を望んだ作家の意思と、遺族の意向を尊重し開催されることとなった。
《遠い手のスフィンクス》2006年楠に彩色、大理石、革、鉄 110×90×40.5 cm高橋龍太郎コレクション蔵Photo: 内田芳孝 © Katsura Funakoshi Courtesy of Nishimura Gallery
8月1日(木)~8月4日(日)にはギャラリートークも実施。当日9:00より、本館インフォメーションで整理券を配布。詳細は公式サイトで確認を。
また、彫刻の森美術館 アートホールでは「彫刻の森美術館 名作コレクション+舟越桂選」を同時開催。会期は7月6日(土)~12月1日(日)。
配信: STRAIGHT PRESS