1.準備運動
猫は薄明薄暮性の動物なので昼間はほとんど寝ています。が、昼寝から目覚めた後に、よく「伸びながら歩く」姿を見かけます。
これは猫が体を目覚めさせ、これから活動するための準備運動をしているのです。
猫の体は非常に柔軟で、筋肉や関節もよく発達していますが、長時間同じ姿勢で過ごしていると筋肉がこわばったり関節が固まってしまうもの。
そこで伸びながら歩き、全身の筋肉や関節を伸ばして体の柔軟性を高めるのです。狩猟動物である猫にとって、体の柔軟性は非常に重要なポイント…!
たとえば狩りの前や遊びはじめる前に、体を準備するための一環として、伸びのストレッチを行います。
2.気持ちの切り替え
猫が伸びながら歩くもう一つの理由は、気持ちの切り替えです。
猫は非常に敏感な生き物であり、緊張やストレスに対して敏感に反応します。そのため気持ちを落ち着けたり、集中力を高めたりするために「伸び」をするのです。
これは人間が深呼吸をしたり、軽く体を動かしたりするのと似たようなもので、猫が緊張している場合や何かに対して興奮している場合、この行動で自分自身を落ち着かせます。
配信: ねこちゃんホンポ