またもや松本人志擁護の「週刊女性」に猛烈な違和感! 「文春」報道をひっくり返す?

松本人志擁護を続ける「週刊女性」に猛烈な違和感

 またもや「週刊女性」である。松本人志の性加害問題について、それを否定する記事が今週も――。

 思えば「週女」は、松本性加害問題発覚直後の今年1月から、性加害に対し疑問を投げるような報道をしている。この時「週女」は、松本に女性を紹介したとされる「スピードワゴン」小沢一敬と女性とのLINE画面を紹介、女性が被害どころか感謝の言葉を述べたことで、“行為の合意”を匂わせた。これは性被害に対するあまりにも無知な見解だが、しかし「週女」は、めげることなく松本を擁護し続けた。

 2週間前の同誌「松本人志 告発女性の驚嘆発言『性被害は受けていない!』」(7月9日号)では、告発者の一人であるXさんが“自分は被害を受けたという認識ではない”と、性被害そのものを否定しているという記事を掲載している。

 しかしこの証言、なぜかXさん本人の証言ではなく、“Xさんから聞いた”という知人によるコメント。つまり伝聞というわけだ。もちろん伝聞でも信ぴょう性がないとは言えないが、「週女」はXさん本人に接触しようとするなど、突っ込んだウラ取りの気配はなかった。

 そして今週もまた――と思ったが、今回は少し様子が違う。タイトルにあるように「私は“上納されていない!」と「週女」に証言したのは、性被害者とされている本人(Y子さん)だったからだ。

 今回こそ「週刊文春」(文藝春秋)報道をひっくり返す「週女」によるスクープなのか!? とはいえ、Y子さんは「文春」に直接告発した人物ではないという。いったい、どういうことか。

 それは、今年1月の「文春」による松本性加害報道第二弾「松本人志SEX上納システム 3人の女性が新証言」と題された記事に関係する。この「文春」記事では、大阪在住のD子さんが松本の性加害について証言している。D子さんによると、知り合いの芸人を通じ、ホテル「ザ・リッツカールトン・大阪」で行われた“松本VIP飲み会”に参加、D子さんは松本からの性被害を受けなかったものの、一緒に飲み会に参加した友達が松本とホテルで2人きりになったと証言をしているのだ。

「結局、私の友達が松本さんと部屋に残ることになり、私を含めて全員が部屋を出ることになりました。別れ際、たむらさんから『はい、これ』と3000円のタクシー代だけ渡され、帰らされました」(文春オンライン2024/01/20より)

 そして松本と一緒にホテルに残った”友達“こそ、今回「週女」に証言したY子さんなのだ。Y子さんは「週女」に対し、こう証言している。

「松本さんとふたりきりになってからも、みんなで話していた時と同じノリでお互いソファに座って雑談しただけで。最後には“ちゃんと帰れたか教えて”と電話番号を交換してもらって、すぐに帰宅しました」

 確かにY子さんのケースは証言通りだったとしよう。でも、しっくりこない。この証言が、これまで松本擁護のために印象操作をしてきた「週女」に掲載されたものだから。また今回も何かあるのではと勘ぐってしまうから。もちろんY子さんに罪はないが、別の媒体で証言してほしかった。実際、Y子さんの証言の後には、こんな文面が。

「新たな展開を見せつつあることから、にわかに盛り上がる松本の“テレビ復帰論」

 そして松本の復帰について、既定路線のごとくに記事を展開させる「週女」。今回も猛烈な違和感が残る「週女」の松本擁護特集だった。

大谷翔平夫人・真美子さんに対して失礼すぎる「女性自身」

 絶好調である。日本が生んだスーパースター大谷翔平。そんな大谷に関する報道が氾濫する中、「女性自身」表紙を見てギョッとした。表紙写真が大谷夫妻だったからではない。そこに、こんな特集タイトルが躍っていたからだ。

「現地追跡 消えた真美子さん同僚妻から『子作り』を」

 なんだって!!?? このタイトルを見て、いろんなことが頭をかけめぐった。ドジャースの同僚の妻から子作りを勧められた!? 人権やプライバシーの意識が日本より高いアメリカで、そんなことってある? デリカシーがなさすぎ! 昭和のおばさんか? でも真美子さんが消えたってことは、ご懐妊!?

 でも記事を読んだら、全然違った。記事によると大谷の同僚であるフレディ・フリーマンの妻チェルシーさんがSNSで妻の重圧や孤独を語っていたという。SNSには、こんな文面が。

《彼ら(夫たち)は遠征に行って(自宅に)いないし、大抵(の妻たち)は家族や友人と遠く離れて暮らしている》

《子供ができるまでは本当に孤独だった》

 以上、このSNSだけをもって「子作りのススメ」だってさ。こじつけにもほどがある。チェルシーさんにも失礼極まりない。ちなみに最近、真美子さんの姿が公の場から消えたのは確かのようだが、その理由はマスコミの過剰な“新居報道”にあるのではと「自身」は推測している。以上。

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