【旬の大葉(青じそ)】どんな栄養があるの? おすすめの食べ方と保存方法を栄養士ライターが解説

【旬の大葉(青じそ)】どんな栄養があるの? おすすめの食べ方と保存方法を栄養士ライターが解説

大葉の旬は夏! 大容量パックの素通りはもったいない!

「青じそ(大葉)」が旬を迎え、束ねられた大容量パックが安値でスーパーなどの店頭に並んでいます。もしも、「こんなに食べられない」と素通りしているのだとしたら、ちょっと残念。野菜の中でもトップクラスのカロテンを含む緑黄色野菜でもある「青じそ(大葉)」を、たくさん食べられるのは旬の夏ならではの特権。この記事では、おすすめの食べ方や保存方法を紹介します。


▲大量に千切りした青じそを、ペペロンチーノなどのオイル系パスタにトッピングするだけで脂溶性のカロテン、ビタミンK、ビタミンEの吸収率がアップ

緑黄色野菜の青じそ(大葉)は油との相性がいい!

 お刺身の彩りや冷たい麺の薬味として、生食することが多い「青じそ(大葉)」。実は、免疫力アップなどの抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜です。ほかにも、骨や歯を丈夫にするビタミンK、細胞の老化予防や血管を拡げて血流改善を促すビタミンEも比較的多く含まれています。

 カロテン、ビタミンK、ビタミンEはいずれも脂溶性で、油を使った料理に用いると吸収力がアップします。つまり、薬味として生のまま少量を食べるだけでは、もったいないのです。天ぷらにしたり、バジルの代わりに大葉ジェノベーゼにしてパスタと和えたり、カルパッチョやカプレーゼ、サラダのトッピングにして、オリーブ油やドレッシング、マヨネーズと一緒に食べたり。価格がお手頃で大量消費しやすい夏だからできる贅沢な食べ方を、楽しんでみてください。


▲瓶保存の水の量は、青じその茎が浸かる程度の少量がポイント

関連記事: