ガムを噛むと“老け防止”につながる!?
猛暑が続く夏の季節、7~8月は紫外線量が最も多く、気温の上昇やエアコン等による激しい気温差などにより、肌のバリア機能が低下しがちです。その結果、ターンオーバーが乱れ、肌がぐっと老けたように見える“夏老け肌”を加速させるんです…。本記事では“夏老け肌”を対策する案として、ながら“ガムトレ”を紹介します。
「ロッテ」が実施した“ガム咀嚼とフェイスライン”の研究結果を参照しつつ、「イシハラクリニック」医師で副院長・石原 新菜(いしはら にいな)さんが紹介する“ガム咀嚼で顔の表面温度が上がることで得られるメリット”について解説していきます!
“ガム咀嚼とフェイスライン”研究
ながら“ガムトレ”
まず、ロッテ噛むこと研究部が実施した研究(無摂取、ガム2粒の咀嚼をそれぞれ3分あるいは10分間行い、筋活動状態を筋電図および顔表面温度により複数部位検討)結果によると、ガム咀嚼中は計測した全部位(咬筋、眼輪筋、口輪筋、顎二腹筋相当部)において、有意な筋活動の増加が認められました。顔表面温度でも頬、正面、口辺において無摂取時と比較し、ガム咀嚼で有意に上昇し、咀嚼終了から3分後でも、両頬正面の温度上昇の継続が観察されました。
その他にも、「噛む」というリズム運動によりセロトニン神経が刺激され、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」分泌が増加することも分かっており、自律神経の調節、覚醒作用、集中力を高めたりする作用などにつながります。また、日常生活や仕事、勉強中などにガムを噛んでもらうと、ストレスや不安感、気分の落ち込みを低減する作用などが報告されています。
ガム咀嚼で顔の表面温度が上がることで得られるメリットについて石原さんは、
「夏老け肌対策に、“ながら”でできる『ガムトレ』がおすすめです!ガムを噛むことにより、顔の筋肉が活動して、顔の表面温度が上昇します。表面温度上昇により、肌の新陳代謝の活性化にも繋がり、くすみや目の下のクマ解消が期待できます。肌の新陳代謝上昇により、ターンオーバーが促進され、きめ細やかな肌にもつながる可能性があります。さらに、血流が増加して、肌のハリやほうれい線に良い影響があることも期待できます」
続けて、「血流増加で表情筋もやわらかくなり自然で明るい笑顔が作れるようになるでしょう。7~8月は紫外線量がピークになり、肌へのダメージが増加するだけでなく、冷房や冷たい飲み物による冷えも考えられるため、日常生活からガムを噛んで、顔の表面温度を上げる対策をしてみてはいかがでしょうか。ガムを噛む ことは、沢山のメリットがあり、ながらでできるため、忙しい人にもおすすめのアンチエイジングです」と述べています。
ガムを噛むだけで“老け防止”対策になるという発想はかなり斬新! 誰でも今日から手軽に実践できる手軽さもありがたいですね。ぜひ、今日から実践あるのみ!
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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