全国的な連日の猛暑により、熱中症による搬送や死者が増加しているほか、国は各都府県に「熱中症警戒アラート」を発令し注意を呼び掛けています。また2024年7月8日(月)には日本救急医学会が緊急会見を開き、「不要不急の外出は避けて」との注意喚起を行いました。しかしこれに対して、多くの働く大人たちから“ブーイング”が起きてしまったのです。
同学会は8日の会見で、今般の暑さを「すでに災害を超えた状況」と表現。暑さに慣れきっていないこの時期は特に危険とした上で、熱中症警戒アラートが出されているときは「不要不急の外出は避けてほしい」と呼び掛けました。
これについてX(旧ツイッター)では、「『不要不急』っていうワード久々に聞いたな……」「コロナ禍並みの危険な事態ってことか」と驚きを表すユーザーがいる一方で、「ごめん、無理です!」「そんなこと言われても……(泣)」「頼む、会社に言ってくれ」「呼び掛ける相手が違う。経団連に言ってほしい」と不満を漏らすユーザーも多数。
また「台風や大雪だと休めることもあるけど暑さだけでは休む理由として受け入れられない」と嘆く人や、「外出を控えてって言われて控えられる人ってどのくらいいるの?」と疑問を呈する人、さらに「こういうときも絶対に休めない接客業はつらいよね……」「医療や物流、インフラ系の仕事には猛暑手当を出してほしい」という切実な声も見られました。
環境省のサイトによると、熱中症警戒アラートが発令された地域は「人の健康に被害が生ずる恐れがある」ため「他人事と考えず、暑さから自分の身を守りましょう!!」、さらに上位の熱中症特別警戒アラートについては、「今まで普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性」があり、「危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください!!」と強く呼び掛けています。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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