オタク、マニアック路線の漫画家、アラフィフ、ついでに難ありな性格。こんな私でも結婚できる?
『50婚 影木おひとり様やめるってよ』(KADOKAWA)は、純粋さゆえに、こじれてもがいた女性が、やがてハッピーライフをつかむまでの痛快エッセイ。
作者の影木栄貴(えいき えいき)さんは漫画家にしてDAIGOさんの姉、そして北川景子さんの義姉です。
50歳が適齢期だった女性のけわしい道
BL沼や歪(ゆが)んだ性知識で頭の中はいっぱいだったものの、実際の恋愛免疫力ゼロ。28歳まで彼氏なし、初体験もなし。そんな影木さんの結婚への道は、けわしくないはずはないのです。
20代で漫画家デビュー、順調に仕事をこなすうちに、初めての彼氏ができ、“ついに初体験!”とはいかず、紆余曲折(うよきょくせつ)の末、30歳でめでたく突破。
初体験のよろこびとセックスへの嫌悪
「人肌ってすごい落ち着くんだな」という感想が、影木さんの満ちたりた気持ちを表現しています。しかし「5回もしたらセックスが嫌になった」という事態に。
過去の痴漢経験で、男性に対する嫌悪感が心のどこかに残っているのかもしれない、という心理は、影木さんでなくとも、誰にでもあることではないでしょうか。
お付き合いした人数やセックスの経験値は人それぞれ。生き方が差別されるわけではありません。こうして、影木さんは再び仕事に邁進(まいしん)するのです。
配信: 女子SPA!