大阪出身カナダで国際線CAになった男性「オカンを自分が働く飛行機に乗せる」夢叶え。パニック障害になったことも

大阪出身カナダで国際線CAになった男性「オカンを自分が働く飛行機に乗せる」夢叶え。パニック障害になったことも

海外に行きたいけれど、飛行機が不安

海外に行きたい、でも持病があるから心配。こんな人も予想外に多いといいます。特にパニック障害や閉所恐怖症で悩む人へ、Ryucrewさんがカミングアウトしたのが、Ryucrewさん自身がパニック障害だったこと。

飛行機内は、いわば非日常空間。気圧や気温の変動により、体内時計も乱れます。事実、自律神経の乱れから心身不調におちいるクルーもいたそうです。

「パニック発作を経験した今は、同じ悩みや不安を持つお客様に向き合い、自分なりに親身に寄り添うことができるようになった」と語るRyucrewさんからは、心の底から海外への旅、そして飛行機を楽しんでほしいというやさしさがあふれています。

「不安な時は遠慮せず、フライトアテンダントに声を掛けてください」という言葉だけで、海外旅行へのハードルが下がりませんか。搭乗者にとって、フライトアテンダントは頼るべき存在だと、あらためて実感できました。

愛と平和がモットー、カナダでの暮らし

バンクーバーで暮らすRyucrewさんの家族は、Ryucrewさんより3歳年上のパートナーと愛犬のゆずです。“ゆず”と命名したのは、Ryucrewさんとパートナーの好物が柚子だったから。

パートナーは日本贔屓(ひいき)で、「あまり口数が多くなく、よく気がつき、空気もめちゃくちゃ読む」という、Ryucrewさんいわく「日本人より日本人的」な白人なのだとか。

海外生活10年になるRyucrewさんですが、もちろんつらい経験だってありました。つい「白人は…」と思いそうになるのを、パートナーやパートナーの家族と接することで救われてきたのです。

違うのは育ってきた国と国籍だけ。偏見や思い込みに影響されて、本質が見えなくなるのは、とてももったいないではありませんか。

関連記事: