大根おろしは医者しらずと聞いたことはあっても、何故そういわれているのかわからない人も多いのではないでしょうか。
特に脂がのっているお魚を食べる際の食べ合わせとして使われている大根おろしですが、これは、大根おろしに消化酵素が含まれているため、他の食事と一緒に食べることで消化を助けてくれるのです。
天ぷらや焼き魚などの油っこい食事に大根おろしが添えられているのは、実は理にかなった食べ方であるといえます。
大根おろしに医者いらずの理由。3つの消化酵素
参照:O-DAN (オーダン)- 無料写真素材・フリーフォト検索
消化酵素とは、文字通り消化を助ける酵素です。
・糖質(炭水化物)の消化を助けるジアスターゼ
・たんぱく質の消化を助けるプロテアーゼ
・脂肪の消化を助けるリパーゼ
大根には、上記の3つの消化酵素が含まれています。
しかし食物酵素は熱に弱く、48℃~53℃で壊れてしまうため、大根を加熱処処理することで、失活してしまいます。
そこで、酵素の効果を最大限に発揮させるのが大根おろしです。すりおろすことで消化がよくなり、効果が期待できます。
大根おろしの辛み成分が、実は更にすごい
参照:写真AC
大根は、葉がついている方が甘く、葉と逆の根っこの部分は辛いといわれています。大根をすりおろすと、イソチアシネートが生成されます。
このイソチアシネートとは、わさびにも含まれる辛味成分です。この辛味成分には
・免疫力を高める
・がん細胞を抑制
・殺菌や消化を高める
という効果が期待でき、この辛味成分は、皮の近いところに多く含まれているので、大根おろしをつくるときは、皮をむかずにそのまますり下ろすようにしてください。
配信: mamaPRESS