1877年に創業したイタリアのNo.1(※)パスタブランドBarilla(バリラ)は、4月に発表された2024年版「Global RepTrack100」において、総合29位、食品会社としては最も高い評価を得た。
ジェンダー平等と包摂性を推進
100以上の国で29の生産拠点を持つバリラグループは、性別による不合理な賃金格差の解消や、サプライチェーン内での文化的変革の推進を通じて、ジェンダー平等を推進。
組織内およびグローバルなサプライチェーン全体で包摂性と多様性を促進することにコミットしている。
2018年にはグローバルサプライヤー・ダイバーシティプログラムを開始。2024年1月1日には、新しい育児休暇制度を導入し、性別や婚姻状況に関係なく各親に12週間の完全有給休暇を提供するなど、グローバル企業としての取り組みが評価されている。
また、バリラグループは2023年、製品の革新に、売上高の4.7%となる2億3000万ユーロを投じ、効率改善と生産能力の拡大に取り組んでいる。
配合見直しで健康改善、食物繊維の増加を達成
加えて、「グループニュートリションアンドウェルネスモデル」という独自の栄養ガイドラインを設け、人々のライフスタイルに合わせた、適切な分量で、美味しく栄養価の高い製品を提供することで、健康に良い影響を与えることを目指している。
この取り組みにより、2010年以降約500製品の配合の見直しと改良が行われ、飽和脂肪、糖分、塩分の削減が達成される一方で、食物繊維の含有量が増加。
昨年は、砂糖を使用しない、食物繊維が豊富な、小麦の代替穀物や豆類、乾燥果実を含む製品、また1人分の摂取量にしたシングルポーションの製品を含む16種類の製品を販売している。
配信: STRAIGHT PRESS