「あのとき違う選択をしていれば…」【バチェロレッテ3】恋愛の“正解”を選べなかったオンナたちの末路

「あのとき違う選択をしていれば…」【バチェロレッテ3】恋愛の“正解”を選べなかったオンナたちの末路

 Amazonプライムビデオで好評配信中の恋愛リアリティーショー「バチェロレッテ3」。前週に続く第8話と、最終回となる第9話が、2024年7月11日(木)20時に配信されます。東大卒で元経済産業省職員という華々しい経歴を持つバチェロレッテ・武井亜樹さん(27歳)が、男性15人の中から将来の結婚相手を選び抜く“婚活サバイバル”番組。7話時点で候補男性は二人にまで絞られましたが、X(旧ツイッター)などのSNSでは「違う相手を選んでいたら」「あのとき別の振る舞い方をしていたら」と残念がる声も聞こえてきます。どうやらそれは、彼女たち自身の恋愛経験と重ね合わせているようで……。

愛情たっぷり人気男性メンバー、無念の“落選”

(以下、第7話までのネタバレを含みます。)

 第6話の冒頭時点で候補に残った男性は、物理化学者、内科医、会社経営者、ヴィオラ奏者、元消防士という多彩な5人。その5人の中から選外となった一人には、作中で最もバチェロレッテに“愛”を伝え続けてきたヴィオラ奏者の男性も含まれていました。

 恋愛相手だけでなく知人友人に対しても、献身的で自己犠牲もいとわない彼は、話が進むたびに視聴者たちからも「こういう人とならきっと幸せになれる」と評判が高まっていった男性でした。

「恋愛(対象)とは見れていない」と独白していたバチェロレッテは、別の男性を選び、お別れのシーンで「気持ちに応えられなくて……」と涙を見せると、彼は「大丈夫! ここまで一緒に来られて、本当にうれしかった」と満面に笑みを浮かべて受け止める配慮を見せました。

 また続く7話では、同じくバチェロレッテに「好きです」と伝え、真摯(しんし)に向き合おうとしていた会社経営者の男性がみずから候補を辞退することを表明。男性は「僕は一度もツーショットデートがなかった。二人きりの思い出がない中で、亜樹さんのご家族に会うわけにはいかない」と思い詰めたように理由を明かし、残る男性二人に先を譲る道を選びました。

 ラスト2話を残してヴィオラ奏者と経営者の二人が去る結果に、SNSでは思わず悲鳴を上げる視聴者も続々と現れました。


視聴女性たちの心に渦巻くものとは

女性視聴者たちがいちいち一喜一憂する理由

「Iさん(ヴィオラ奏者)の良さは30代にならないと分からない……。でも気付いたときには間違いなく(他の人と)結婚してて残っていない」「Kさん(経営者)すごく丁寧に関係を作ろうと望んでいたように見えた。もっと早くツーショットデートをしてたら良かったのに。絶対すてきな人だった」「Kさん、内面を見せ合う時間も作れずにキープみたいになってたの本当にもったいなかった」……

 もし違う選択をしていたら、とifを語るのは恋愛リアリティーショーの醍醐味の一つと言えますが、今回はなおいっそう視聴者たちに熱がこもっているようにみられます。中でも多く見られるのは、自身の過去の経験とリンクしたコメントをつぶやく女性たち。

「自分の過去の恋愛を思い出すよ」「若いときは選べないよね、私もそういう経験あったよ」「若い頃恋愛で痛い目を見てきたからこそ分かる」「亜樹さん、まだ27歳なんだね」「20代は追われる恋より追う恋だったな」

 今だから分かることがあるのは、あのときの経験があるから。正解か間違いか分からないまま突き進んできた過去の自分を振り返りつつ、今の自分を肯定する。そのような視聴のスタイルを楽しむ女性ファンたちが少なからず「バチェロレッテ」シリーズにはいるようです。

“あのとき違う選択をしていれば”という思いは、世間の多くの女性にとって共通する後悔であり、経験値であり、自身の大切な思い出であり誇りなのかもしれません。

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