春の風物詩「菜の花」を見て元気!食べて元気に!
春が近付くと黄色い鮮やかな花を咲かせる菜の花。菜の花畑いっぱいに黄色く咲き誇る姿は、見ているだけで明るく温かい気持ちになりますよね。
そんな菜の花は、寒い冬を乗り越えるためにたくさんの栄養を溜め込み、春に花を咲かせる直前の栄養価が凄いんです!
季節の変わり目の中でも、春は風邪や花粉症などいろいろな病気が流行る季節でもあるので、栄養価が高い「菜の花」は、免疫力を高めて体を健康にサポートしてくれる、この時期にぴったりの野菜なんです。
その栄養は『食べるサプリ』とも言われるほど!
・βカロテン
・ビタミンB群
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
・マンガン
・リン
・マグネシウム
・カリウム
・カルシウム
・鉄
・葉酸
など。
(1)ビタミンC
粘膜強化や免疫力を向上させ、疲労軽減効果、コラーゲン生成の促進や美肌効果も期待できます。
(2)βカロチン・グルコシノレート・ケンフェロール
強い抗酸化作用を持っており免疫力を高めて、風邪やインフルエンザなどのウイルス予防に期待できます。
(3)ビタミン類・ミネラル
活性酸素の発生を抑えて細胞を元気に維持し、美肌効果も期待できます。
(4)カリウム
体の中の不要な塩分を排出してくれるので、ダイエット中の方や塩分を気にする方にオススメです。
(5)カルシウム
骨粗鬆症の予防に期待できます。
(6)鉄分・葉酸
貧血気味や妊婦の方に良い効果をもたらす成分と言われています。
健康にも美容にも嬉しい、まさに『食べるサプリ』ですよね。
季節の変わり目にぴったり「菜の花」の美味しい食べ方は?
菜の花はアブラナ科のとても栄養価の高い緑黄色野菜。菜の花という野菜があるのではなく、アブラナ科の植物の花蕾の部分を全て「菜の花」と言うそうです。アブラナ科の野菜は、ブロッコリー、チンゲン菜、大根、白菜、キャベツ、カリフラワーなどがあります。
◆菜の花の食用の部分は?
・花が咲く前のつぼみの部分
・つぼみがない脇の芽の部分
・茎の部分
の3つの部分です。
◆美味しい菜の花の選び方は?
花が咲き始めると味が落ちるため、なるべく花の咲いていないもので、葉や茎がシャキッとして、茎の切り口がみずみずしく、中までしっかり鮮やかな色のものが新鮮で美味しいでしょう。
◆菜の花の美味しい食べ方は?
旬の野菜は一番栄養価が高い時なので、素材を生かしたシンプルな調理法がオススメです。
1・茹でる「菜の花のおひたし」
さっと茹でるだけで菜の花の素材の味が生き、とても美味しい一品に。胡麻や辛子と和えても美味しいですよね。
2・炒める「菜の花のペペロンチーノ」
オリーブオイルでニンニクや鷹の爪と一緒にさっと炒めて、ペペロンチーノ春バージョンに。
季節の変わり目で体もゆらぎがちなこの時期は、栄養価が高く免疫力を高めてくれる効果が期待できる「菜の花」を食べて、元気に春を過ごしましょう。