モラハラをしてくる夫を改善させたい!
今回は、
モラハラは治るのか?離婚を選ぶ前に試したいモラハラ夫への対処法
についてご紹介します。
1、モラハラ夫を改善させたい時
モラハラは治せるものなのか…。永遠の命題に感じることでしょう。
結論をいうと、治る可能性はあります。
しかし、簡単なことではありません。
モラハラ夫というのは、モラハラをすることで自分を守り、正当化しています。
そのため、モラハラを治すことに自身へのメリットはほとんどないのです。
モラハラが治りにくいというのは、本人に治す意志が起こりにくいために言われていること。
反対にモラハラを治したいと思える環境になれば治る見込みがあるのです。
2、モラハラ夫の改善に必要な要素
では、モラハラを改善していくために必要な要素を見ていきましょう。
モラハラは多くの場合に本人は無自覚です。
治したいなら自覚してもらう必要があるでしょう。
(1)親族や知人などを巻き込むこと
モラハラ夫は、妻と二人きりの空間でしかモラハラをしないことが特徴です。
親族や知人に相談しても「いい人じゃないの」と言われてしまうかもしれません。
モラハラ夫は実は、自分に自信がなく外では他人に気遣う側面があります。
そのため、外面が良いことで通っているかもしれません。
しかし、モラハラを自覚させるためには親族や知人の前でモラハラを暴露しなければいけません。
上手にモラハラ現場に親族や知人を遭遇させる、またはモラハラ発言を録音、録画し、第三者が客観的に判断できる資料を作り、事の重大さを周囲にも知らせてあげましょう。
そして、本人が焦ることが大事なこと。
本人が、「俺はみんなの前で何を言ってしまったんだ」と自覚させることが重要です。
(2)共依存になっていない状態
モラハラの改善で必要なのは、共依存になっていない状態です。
モラハラを受けるうちに妻の方にも「私はダメな人間だ」「夫にモラハラされても仕方がない」「モラハラを治せないこの人を受け止めてあげることが愛情」という意識が芽生えているかもしれません。
そして、夫はモラハラを繰り返し、妻は自分が悪いと責め続ける。
これが共依存の状態です。
モラハラは夫婦間や会社内などの他人同士で起きやすいハラスメントであり、その原因は共依存の状態なのです。その状態を脱することが改善への糸口にもなってきます。
(3)モラハラを改善しなきゃという危機感
モラハラをしていても自分に得はないのだと実感させることも必要です。
モラハラをしていては、離婚に至るかもしれないという危機感を夫に持ってもらいましょう。
そして、あなたが被害者意識をなくし、夫のモラハラに無関心になることが重要です。
モラハラでしか夫婦間のコミュニケーションを取れない状態の夫はあなたが無関心な態度をとることで、危機感を感じるでしょう。
(4)治療によって本人がモラハラを自覚すること
モラハラを自覚させるためには治療を行う方法もあります。
自覚がないままに通院しても最初は怒り出すかもしれません。
しかし、医学的に証明されれば、本人も治す意思が出てくるでしょう。
そのためにも周囲を巻き込んだモラハラの自覚を先に行っておきましょう。
しかし、モラハラは本人の脳や体にとって、自分の体を守るための手段で行っているもの。
そのため、モラハラを治すことで、自分自身の体調や精神面ではマイナスになる可能性が高いのです。
(5)あなた自身がモラハラされない人になる
モラハラは、相手にダメージを与えることで、モラハラ夫には都合がよくできています。
相手が傷ついたことで、自分自身の精神バランスを保てるのです。
そのため、あなた自身にダメージを与えられなければ、ダメージが出るまでエスカレートする特徴があります。
その度重なる攻撃にも屈しない態度をとることで、モラハラ夫はモラハラをしても疲れるだけで、自分の得にはならないのだと初めて気がつけることに。
つまりは、あなたがモラハラされない人間になることで、夫のモラハラは治せる可能性があるのです。
モラハラに屈しない態度をとったとき、夫は「そんな妻はいらない、離婚だ」などと言うかもしれません。
モラハラに屈する妻を必要としているからです。
必死に夫がモラハラで訴える姿に、モラハラに屈する、または屈している真似をして、あなたは愛情を表現しているかもしれません。
でも、本当の愛情は、違うと考えます。
我慢の上では愛情を十分に与えることができないからです。
積極的な愛情のやり取りを取り戻すためにも、我慢のない関係を目指してみましょう。
配信: LEGAL MALL