「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

■「読書や読み聞かせをしたい」をかなえるフラップ扉の書籍収納

ふだんの趣味の場として「子どもが自然に本を読みたくなるリビングにしたい」という希望もありました。絵本や児童書はカラフルで、そのまま並べておくとリビングのインテリアが損なわれてしまうことも気になっていたため、来客時には閉めておくことができて、ふだんは開けっぱなしでも邪魔にならないフラップ扉の書籍収納を設けました。

背表紙を手前にしてすべて並べられるように、いちばん大きな絵本の高さと横幅から収納の高さと奥行きを決定しています。

日常的に使うくつろぎの場であり、来客時には人の集まる交流の場になるリビング。来客の頻度や住む人の「◯◯をしたい」から逆算していくと、機能的で使いやすい収納ができます。テレビが当たり前のように主役となりがちなリビングですが、「リビング収納に何を入れるか」ではなく、「今どんな暮らしをしたいのか」とあらためて考えてみると、使い勝手の良いリビング収納ができます。

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あなたは生み出された時間で何をしますか?

何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 松林奈萌子

HP:子どもが帰りたい家は子どもが伸びる家「知的好奇心を育む片づけと仕組み作り」

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片づけ収納ドットコム
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思考の整理からはじめるコンサルティング型片づけ収納のプロ「ライフオーガナイザー」を育成する日本ライフオーガナイザー協会の公式ウェブマガジン。片づけのプロが自宅で実践していることを中心に、時間を生みだす片づけ・収納のコツや、心地いい暮らしづくりのヒントをお届けしています。
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