2024年7月13日

スタバ夏グッズの「アルパカ」イラストは受け入れられるのか…？最近デザインの方向性が変化している理由

　なんでアルパカ？

　食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。

　スタバで一番元気なシーズンがやってきました。夏の疲れをすっきり癒してくれるような季節限定のフラペチーノがテンポよく登場。今年はメロン、バナナ、イチゴと続き、予定よりも早く売り切れる店舗が出るほど大好評の様子です。

　2024年7月10日からはサマーシーズン第3弾としてピーチテイストの「ラブ＆ピーチフラペチーノ」が発売されました。優しいピンクカラー、ほっこりかわいいですよね。

　そしてその世界観を盛り上げるべく同日に登場したグッズに“ある珍しい動物”が登場し、X上でもかわいいと話題になっているのをご存知でしょうか？

　タンブラーいっぱい持ってるけどこれは気になる、激かわ（ハートマーク）、素通りできませんでしたなどと、大絶賛の嵐になっています！ここ最近のスタバグッズの売れ行き動向を分析すると、カラフルでかわいい系デザインは好まれないはずなのに……。いったい何が起こっているのでしょうか？

　そこで今回はサマーシーズン第3弾の新作グッズの魅力をご紹介しながら、最近デザインが大きく変化している真の理由について考えていきたいと思います。

今回の新グッズは、「アルパカ」

　今回のグッズに登場した動物は、「アルパカ」。こうきたか！とびっくりするような超変化球ではないでしょうか？

　アルパカと言えば、ふわモコな体毛が特長の癒し系アニマル。ネコやイヌのような身近な王道感とは違い、ちょっぴりレアな存在。この予想外のほっこりかわいい雰囲気に心つかまれた人は少なくないはずです。

　アルパカは、南アメリカ大陸原産のラクダ科ラマ属。日本の動物園などでは必ず見かける存在ではないものの、もう少し視野を広げると、幸福度の高いピースフルな動物であることがわかります。

　アルパカは、長い首にふわモコな毛がトレードマーク。ほのぼのとした愛らしい顔から想像できるように、基本的には穏やかで優しい温厚タイプ。

　臆病ではあるものの、好奇心旺盛で知的。さらにはきれい好きなんだそう。人間に当てはめてみると、決して嫉妬されない魅力的な人格ではないでしょうか。