アユは天然もの・養殖もので栄養に違いがある?
清らかな川の水を好み、姿・味・香りが良いことから「清流の女王」とも称される鮎(アユ)。6月ごろから各地で天然の鮎釣りが解禁となり、本格的な旬を迎えます。実は、天然もの・養殖もので栄養に違いがあることをご存じでしょうか。
▲生息する川の環境で味わいが異なる鮎(アユ)
食べているエサや環境の違いが影響
天然のアユは川底や岩についた藻(も)やプランクトンを食べて育ちます。水質の良い河川に生息する鮎はスイカのような香りがすることから、別名「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれています。一方で河川に由来する寄生虫がいる可能性も。養殖のアユは水質コントロールした環境で配合飼料などで育てることが多く、寄生虫の心配が少ない反面、天然の鮎と比べると香りが乏しいと言われています。こうした環境やエサの違いが栄養にも少なからず影響しています。
配信: LASISA