こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
私自身が髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験から、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
「推しがいるから婚活できない」という人たち
国内の生涯未婚率は年々上昇を続けており、「日本の世帯数の将来推計(全国推計)-令和6(2024)年推計-」(国立社会保障・人口問題研究所)によると、2020~50年の間に、高齢単独世帯に占める未婚者の割合は、男性33.7%→59.7%、女性は11.9%→30.2%となり、近親者のいない高齢単独世帯が急増すると推定されています。
未婚でいる理由は十人十色ですが、その中の一つにオタク文化・推し活文化の市場拡大もあると考えられます。矢野経済研究所の調査によると、推し活の主要ジャンルであるアニメ・アイドルの市場規模(2022年)は、アニメで約2,850億円、アイドルは約1,650億円、合計で約4,500億円でいずれも年々拡大中。「推しがいるから婚活できない」「オタクは結婚しづらい」などという声も聞かれます。
そんな中、オタクであることを自らオープンにして婚活し、みごと成婚した女性に話を聞きました。
有名マッチングアプリでは、オタクを出しにくい空気を感じた
美香さん(仮名・34歳/都内在住/介護士)は、3か月ほど前に人生初の彼氏ができた女性です。腐女子という属性まで明かして相手と知り合い、現在は2人で住む家探しをしているそうです。
しかし5年前にマッチングアプリのPairsに登録した時は、プロフィールに「マンガが好き」ぐらいしか情報を出していませんでした。
「マッチングアプリは若い子が多いイメージがあり、私は29歳だったし、ちゃんと無難にした方がいいのかと思いました。登録したのにマッチングしないのも嫌だったし、オタクトークをはじめたら引かれそうで」
2~3人ほどリアルで会った男性はいたものの、スポーツ観戦が好きな男性ばかりで共感できる話題がなく、デートはつまらなかったとか。相手もそうだったのか、1人は5分で帰ってしまい、とても辛い経験だったそうです。
そんな美香さんに、どうやって彼氏ができたのでしょうか。
配信: 女子SPA!