「明るく清純」な朝ドラ女優、最新主演作では“真逆の微笑み”で妖しすぎる!

「明るく清純」な朝ドラ女優、最新主演作では“真逆の微笑み”で妖しすぎる!


今回のGP(ゴールデン・プライム)帯の連続ドラマ単独初主演で、彼女の“進化”と“真価”が問われそう……!

7月13日(土)スタートのドラマ『マル秘の密子さん』(日本テレビ系)で主演する福原遥さんのことです。

2022年度後期の朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK)の主人公に抜擢され、1年前の昨年7月期ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)で、深田恭子さんとダブル主演という形でGP帯初主演を飾っていた福原さん。

今期の『マル秘の密子さん』で、満を持してのGP帯・単独初主演となっています。

今回は年間・約100本寄稿するドラマ批評コラム連載を持つ筆者が、福原遥さんの魅力に迫っていきます。

『舞いあがれ!』『18/40』でさわやか笑顔

1998年8月28日生まれで現在25歳の福原遥さん。彼女のパブリックイメージと言えば、“明るく清純”。

実際、『舞いあがれ!』でも『18/40』でもさわやかな笑顔が映える“明るく清純”なキャラを演じており、立ちはだかる苦難や勃発する問題に対してシリアスな表情を見せることはあっても、ベースはパブリックイメージどおりのキャラで、笑顔が魅力的でした。

山下智久さん主演の人気シリーズ『正直不動産』(2022年、2024年/NHK)では2番手キャストで出演していますが、こちらで福原さんが演じているのも天真爛漫でいつもニコニコしている後輩キャラ。作品のムードメーカー的な役割を果たしていました。

ですが『マル秘の密子さん』主人公像は、これまで福原さんが演じて来たキャラクターとある意味、真逆。

最新作はなにかを企む不敵な微笑みばかり

『マル秘の密子さん』の主人公・本宮密子は、「トータルコーディネーター」を名乗り、どんな手を使っても依頼者を必ず成功させるという謎多き女。不運続きのシングルマザー・今井夏(松雪泰子さん)を、華麗なる一族が率いる大企業の社長に就任させるため、夏をトータルコーディネートしていきます。

笑顔のシーンも多いのですが、『舞いあがれ!』や『18/40』のようなピュアな笑みではなく、なにか企んでいる不敵な微笑みばかり。

つまり、これまで演じた役柄で培ってきたはじけるような元気な笑顔を封印し、笑顔は笑顔でも妖しげな雰囲気を醸し出さなければならない。そのような“進化”が求められているわけで、イメージに反する役柄で大丈夫なのかという心配の声もあったかもしれませんが、それは杞憂でしょう。

関連記事: