カドコミ(コミックウォーカー)他で「辰巳ヶ原さんの愛からは逃げられない」を連載する槙田ナル(@makitanaru)さん。個人制作作品も数多く発表しており、そのうちの1つである創作漫画「彼女は憑いてくる」は、ひょんなことから恋人同士になった生者の男「明人」と幽霊の少女「あんこ」の日常を描くオリジナルのシリーズ作品だ。
昨年、X(旧：Twitter)に投稿された際は、5.6万件を超える「いいね」とともに、読者から「幸せになってほしい」「ハッピーエンドで終わってほしい」と登場人物の行く末を期待するコメントが多く寄せられた。そんな同作の舞台裏について、作者の槙田ナルさんに話を聞いた。
■「二人の日常を主眼に」純真な幽霊と人間の恋愛物語
本作を描いたきっかけについて、槙田ナルさんは「幽霊が登場する漫画が好きなので、自分なりに描いてみました」と話す。登場人物のあんこは、しなやかに描かれる髪の流れが特徴的で明るくいじらしい表情で描かれている。キャラクターの描き方について「とにかくいろんな表情を描くようにしています」とこだわっている点を教えてくれた。キャラクターが生き生きできるような画面にしたいとのことで、セリフや表情には意識して気をつけているそうだ。
純真な幽霊の少女「あんこ」と、彼女にどんどん惹かれていく人間の「明人」、胸がくすぐられるような初々しい二人の関係性にとともに、あんこの正体や不穏な過去も織り交ぜられて描かれている。物語の構成や演出で力を入れていることについて聞くと「あくまでメインは二人の日常にすることを心がけています。癒やされるやり取りをたくさんできるようにしたいです」と返事が返ってきた。
槙田ナルさんの元には多くの反響が寄せられたそう。「もともと仕事の合間に描いていた趣味の漫画なので、たくさん感想をいただけて驚いています」と笑顔で答えてくれた。
取材協力：槙田ナル(@makitanaru)
配信： Walkerplus
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