初対面は緊張する?会話の苦手意識を【楽】克服できる思考術とは…心理カウンセラーが解説

初対面は緊張する?会話の苦手意識を【楽】克服できる思考術とは…心理カウンセラーが解説

初対面の相手との会話のポイント

 ここまで、コミュニケーションの方法ではなく心理的に負担を減らす考え方を紹介してきました。 ここからは会話に取り入れやすいものをお伝えします。 基本的に人と会話をするときは「話す」よりも「聞く」を多めにすることをおすすめします。なぜなら人は「話を聞いてもらえた」というだけで安心するからです。そして、仕事で最も大事な信頼関係にもつながりますね。

【話を聞くときのポイント】
・相手の話に途中で割って入らずに、最後まで聞く
・相手の話のあとにすぐ「私は~」と話さず、相手の話への質問をする
・あいづちは少しバリエーションがあると◎
・相手の表情に自分も合わせる
・仕事の話のときはメモをとる

 このようなことを会話で盛り込むと、好感を持たれやすいでしょう。大切なことは、相手のことを知ろうとする姿勢です。こちらが話すときの話の量は、相手より少し少なめがおすすめです。仕事の話はともかく、世間話や雑談が苦手という人も少なくないです。特に初対面だと何を話して良いか分かりませんよね。最近は何が失礼に当たるかも分かりませんので、余計に慎重になってしまうのかもしれません。そんなときに役に立つのが「自分と相手の共通点を探すこと」です。

【共通点探しの例】
・出身地
・今住んでいるところ
・通勤方法
・年代、世代
・コーヒーなど嗜好品
・持ち物、パソコンやメモ帳
・服装
・趣味

 このような自己紹介で言える程度の話の中で、共通点を探してみましょう。共通点があればそれをきっかけに話が膨らむことがあります。「視線の方向の矢印」を自分から相手に向けると、何か見つかるはずです。

 ただし、気をつけたいのは恋愛とか結婚、子どもの有無などについては、人によっては言いたくない人もいます。そこは根掘り葉掘り聞かないように気をつけた方が良いですよね。これはあくまで初対面での会話という設定です。信頼関係が出来ればもっと深く相手のことを知れるでしょう。 頑張りすぎると色々聞きすぎてしまうかもしれないので、最初は1つの共通点を話すくらいで十分でしょう。

相手に合わせすぎなくてもOK

 少し注意したいのが、相手の話に合わせすぎて本当は知らないことを知ってる風に装って話すことです。もしも、少しでも「好かれたい」「嫌われたくない」と思っているなら、むしろ合わせすぎない方が良いです。「知らないものは知らない」と伝えることで、誠実さが伝わります。それから、知らないからこそ教えてもらうことができますよね。 先ほども言ったように「相手のことを知ろうとする姿勢」が大切です。ここでも頑張らなくて良いんです。

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