●土井善晴先生の家で脈々と受け継がれる味噌汁レシピ…
“トーストした食パンの味噌汁。カリッと焼いたパンがお麩にかわる新食感。味噌とバターがぴたりと合う。パンは食パンでもバゲットでも。野菜もくわえて一汁一菜。胃の腑も好奇心も満たしてください”(引用)
さすがの私もこの情報には目を疑いましたが、確かに言われてみればパンって麩っぽいかも。その後、土井先生のツイートに対し、“毎朝、うちのオトンはコレです”や“美味しそうですね。今生きていれば、100歳近い父が、私が子供のころ味噌汁にバターを入れてくれたの思い出しました。その話をすると、知人はびっくりしますけど、私には一番おいしかった味噌汁です。”など、経験者や賛同者が次々とリプライを返し、このレシピの愛好者は多いみたい。
このツイートをきっかけに、すっかり味噌汁の表現力の広さを知った私。他にも何か入れたらおいしいものがあるのではないか、と探してみることに。すると、パンなんかまだ序の口でした。代表例をいくつかご紹介。
●調べてみると変わり種味噌汁はたくさん!
「味噌汁に牛乳」 おいしさ期待度★★★★☆
…体験者いわく、味噌汁全体がとろりと濃厚になって、洋風にも和風にも合いそうな味わいになるとのこと。確かにこれは和風クリームシチューだと思えば、おいしくいただけそう。
「味噌汁にフルーツ」★★★☆☆
…甘さの少ない果物を入れるのがポイントのようで、青いバナナやリンゴなどを入れたという人の意見が散見。青いバナナは、柔らかめの芋のような味わいだとか。
「味噌汁にポテトチップス」★★★☆☆
…こちらも実はネットでは結構話題。なんでも、ポテトチップスの油分と相まって、豚汁のような味わいになるのだとか。のり塩味がおいしそうな予感。
「味噌汁にきなこ」★★★★☆
…確かに、味噌もきなこも元は豆。相性は悪くなさそう。ふんわりとした味わいに。みためには変化を感じなそうですね。
「味噌汁にキムチ」★★★★★
…発酵食品と発酵食品は、相性が良さそう。気になるのは塩分だけど、元の味噌汁を薄めに作ることで調整できますしね。ほどよい酸味だから、夏にもピッタリ?
味噌汁 is Infinity(無限大)。あなたも変わり種味噌汁にチャレンジしてみませんか?
(文・丸米坂ゆみ/考務店)