ママ友との付き合いがつらい…と感じるとき
ママ友との付き合いを「つらい」と感じるママは少なくありません。状況は人それぞれですが、どのようなときに多くのママはつらさを感じているのでしょうか。
頻繁なお誘いや長時間の会話
ママ友からの誘いが頻繁だったり、会話がいつも長時間になったりすると、ママ友付き合いが負担になります。本当は嫌だと思いつつ、我慢しながら対応してしまうママは多いでしょう。
こうしたママ友付き合いのつらさは、距離が近すぎる場合に起こりがちです。「毎回断ると悪いかな」「早く切り上げて帰りたいな」などモヤモヤすることが増え、ママ友と会うことそのものがストレスになってしまいます。
引っ越しなどで孤立化
見知らぬ土地に引っ越しすれば、ママ友づくりはゼロからのスタートとなります。周囲ですでにママ友グループができあがっている場合は、輪に入れずに孤独を感じることもあるでしょう。
ママ友が欲しくてもできないママは、ママ友がいないことをつらいと感じてしまいます。「嫌われているのかも」「仲間はずれにされているのかも」とネガティブな考えにとらわれるようになれば、思い込みで自分を孤立させてしまいかねません。
大勢のママが集まる場が苦手になったり、ママの集団に気後れしたりしてしまいます。
あるある?ママ友とのトラブルを紹介
ママ友と関係を続けていく上で、多くのママが気にしているのが「ママ友トラブル」ではないでしょうか。ママ友だからこそ起こりやすいトラブルをみてみましょう。
習い事で嫉妬の対象に…
ママ友トラブルの原因となりやすいのが、子どもの習い事です。同じ年ごろの子どもを持つとはいえ、子どもの資質や経済状況は家庭によって異なります。恵まれているママほど嫉妬の対象になり、トラブルに巻き込まれやすくなるでしょう。
習い事でよくあるトラブルとしては、次のようなものがあります。
・ママ友の子どもより先にレギュラーになってしまい、嫌がらせを受けた
・高額な習い事をしていることに対し嫌みを言われた
習い事でのトラブルは、思い切って無視するのがベターです。
また、子どもの習い事に敏感な親は、少なからずいるものです。「習い事してる?」と探りを入れられても、曖昧にごまかしておく方がよいでしょう。
子ども同士の喧嘩から
子ども同士の喧嘩がママ友トラブルに発展するケースもあります。
・公園で子ども同士がおもちゃの取り合いをし、ママ友に文句を言われた
・幼稚園でほかの子どもにケガをさせてしまい、ママ友に怒鳴られた
子ども同士の喧嘩では、「どのように謝罪するか」が大切なポイントとなります。
誰でもわが子はかわいいものですが、喧嘩は片方だけが悪いというわけではありません。まずは双方の言い分をよく聞き、お互いにきちんと謝罪させましょう。
一方、わが子がほかの子どもにケガをさせた場合は、真摯に頭を下げることが大切です。あとあとまで禍根を残さないよう、ママも子どもと一緒に謝りましょう。
トラブルメーカーなママ友の特徴
ママ友トラブルを回避するには、トラブルの元となりそうなママとは距離を取ることが大切です。
トラブルメーカーになりそうなママとは、どのようなママなのでしょうか。
噂・悪口好き
噂好きのママは、常に自分が話題の中心にいたいタイプといえます。基本的に口が軽いので、プライベートを話すのは厳禁です。うっかり話してしまえば、知らないところでネタにされてしまいます。
一方、悪口好きなママに対しては、ほかのママも警戒しているものです。話に相づちを打ったり返事をしたりしていれば、「同調している」と思われるかもしれません。同類とみられれば余計なトラブルが増えるので、なるべく距離を置きましょう。
マウンティングをしてくる
ママ友のなかには、常に自分を上にみせたいママもいます。夫の職業や子どもの成績、所有車などでマウンティングするので、扱いが面倒です。
また、マウンティングをするママは、相手の言動や立場に敏感になっています。少しでも「負けた」と感じれば、嫉妬したり張り合ったりなどしてくるかもしれません。
より攻撃的なママなら、逆に「マウンティングされた」と周囲に言いふらすこともあるでしょう。このタイプのママには自身のことはなるべく話さないようにします。なによりも、距離を置いて付き合うのが一番です。
ママ友とトラブル回避・解決方法
せっかくママ友となったのですから、トラブルを避けてよい関係を築きたいものです。ママ友とのトラブル回避の方法と、万が一トラブルが起こったときの対処方法を紹介します。
ほどよい距離を保つ
ママ友との関係で大切なのは、ほどよい距離感です。一度仲良くなりすぎると、再び距離を置くのは難しくなります。子どものためにとストレスを抱えながら付き合うよりは、初めから距離を置いて接するのがベターでしょう。
望ましいのは「会えばにっこり笑って挨拶し、当たり障りのない会話をして別れる関係」です。礼儀をわきまえて接していれば、少なくとも悪印象は持たれません。つかず離れずの関係が、ママ友とトラブルなく過ごすためのポイントです。
嫌がらせや無視をされても気にしない
ママ友トラブルでは、嫌がらせを受けたり無視されたりするケースもあります。しかし、わが身を振り返って非がないならば、気にする必要はありません。
原因を考えて日々モヤモヤしながら過ごすのは、時間の無駄だと思いませんか?ママ友に会ったら挨拶だけは口にしてその場を離れ、一定の距離を置きましょう。
ママ友との縁は、子どもを介して結ばれたものに過ぎません。子どもが成長すれば自然と疎遠になることがほとんどです。割り切って付き合うことをおすすめします。
信頼できる人に相談することも大事
ママ友トラブルを抱えて苦しいときは、信頼できる人に相談しましょう。ただし、トラブルの詳細をほかのママ友に話すのはおすすめできません。誰かに相談したくなったら、夫や昔からの友人など、ママ友と無関係な人の方が安心です。
どうしても誰にも言えない場合は、公共機関による電話相談窓口もあります。トラブルによる不安で押しつぶされる前に、誰かに相談してみましょう。
あえてママ友をつくらないのもあり?
あえてママ友をつくらなかった場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。子どもへの影響とあわせて考えてみましょう。
ママ友がいないメリット・デメリット
ママ友がいれば、情報を得やすい、孤独を感じずにすむといったメリットがあります。しかし一方で、トラブルになれば厄介というデメリットがあることも忘れてはいけません。メリット・デメリットのどちらの比率が高いかは、人それぞれです。
本当に気の合うママなら、自然と友だちになるものです。自分を押し殺してまでママ友づくりにはげんだり、ママ友がいないからといって落ち込んだりする必要はありません。
ママ友については、「気の合う人に会えたらラッキーだな」くらいのスタンスでいるのがちょうどよいのではないでしょうか。
子どもへの影響は?
ママ友づくりに必死なママのなかには、「子どものため」という人も少なくありません。ママのコミュニケーションスキルが子どもの付き合いに影響すると考え、ママ友を増やそうと頑張っているのです。
子どもが小さいうちは、親が段取りをして遊ばせることも多いでしょう。しかし、年齢が上がるにつれ、子どもは自分で友だちをつくります。ママの人脈が子どもに影響することはなく、ママ友の少なさがデメリットとなることはありません。
ママ友付き合いで悩んでいると、ついついママの顔は不機嫌になりがちです。子どもにとっては、ママ友の有無よりも、ママが機嫌よく過ごしてくれることの方が大切でしょう。
まとめ
ママ友付き合いで大切なのは、「ママ友は普通の友だちとは違う」と理解しておくことです。親密になりすぎず適度な距離を保って過ごせば、トラブルに巻き込まれにくくなるでしょう。
また、気が合うママ友がいないからといって、焦る必要はありません。「子どものために」と苦手なママ友と付き合うよりは、にこやかに挨拶程度の付き合いをしている方が、精神的負担なく過ごせるでしょう。