大学生の7割が、都知事選を通して「政治に興味をわいた」と回答
RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」が、「2024年都知事選に対する若者の関心度・石丸伸二氏の好感度調査」をテーマにした調査レポートを発表しました。調査は、2024年7月11日(木)、サークルアップに登録する大学1~4年生200人を対象に行われました。
それによると、「今回の都知事選で政治に興味がわいたか?」という質問に対し、約7割が「とても興味がわいた」「やや興味がわいた」と回答しました。
興味がわいた理由として、「日本をより良くするリーダーが新たに生まれるかもしれないという事に非常に感銘を受けた」、「候補者が多く、変な人もいたことで投票しなければと思った」、「候補者がYouTubeやTwitterなどでも積極的に選挙活動をしていて、候補者それぞれの公約が把握しやすかった」といった意見が上がりました。
調査を行った「サークルアップ」は、「都知事選が初めての投票になる大学生も多く、SNSなどで様々な情報に触れる機会が多くなったため興味が沸いたと回答する人が多い印象でした」と分析しています。
また、興味が沸かなかった大学生の意見としては、「支持者同士の争いや、奇抜な候補をたくさん目にして疲れてしまったから」、「たぶん小池百合子が勝つと思っていたし、他の候補が泡沫候補がほとんどだったから」、「生活していて、政治がどのように一般の暮らしに生かされているのかわからないから」などの意見が挙がりました。
興味がわかなかった理由について、「サークルアップ」は、「若者、特に大学生向けの公約が少ない中で、選挙を自分事化するのはやはり難しいという意見は運営メンバー内でも共感されていました」と明かします。
約半数は、小池都政に期待すると回答
今回の都知事選で3期目となる小池百合子氏の期待度について調査したところ、47%の大学生が小池都政に期待していると回答しました。期待する理由として、「子育て世代の方を支援するような政策を打ち出していたことが印象的だったから。 また、同じ女性として応援したいという気持ちもあった」、「何か変える、変わるというよりは堅実に手堅く3期目をやってくと思う」といった声が寄せられました。
一方、期待していないと回答した大学生の意見としては、「(東京都が)大きく変わる気がしないから」「1期目と2期目で特に変化がなかったから」などが挙げられました。「変化」に重点を置くZ世代ならではの意見を感じる一方で、安定性や協調性を重視する意見も今回の調査で見受けられました。
配信: LASISA