内視鏡検査における生検とは

内視鏡検査における生検とは

生検の概要と目的

生検とは生検組織診断ともよばれ、患部の一部をメスや針、鉗子などで採取し、より詳しい病気を調べる方法です。
組織採取を行った後、確認しやすいように組織を染色し、顕微鏡で観察します。
主に菌の種類やがんを特定するために行うことが多く、内視鏡検査で潰瘍や病気が疑わしい部分がある際、追加検査として行います。

患部の一部をメスで切り取る、または針や鉗子で採取するため、生検に対して怖いイメージを持っている患者様も少なくありません。組織採取を行う際、ミリ単位の採取を行うため、痛みを感じることはなく、採取した部分から多少出血はしますが、自然に止まる範囲です。

生検の流れと手順

生検を行う流れをご紹介します。
内視鏡カメラで生検を行う場所を確認し、どこから採取するか決め、生検用の器具(鉗子)を内視鏡に入れてカメラを確認しながら採取していきます。

生検した場所から出血していないか、出血しても出血が止まったことが確認できれば、無事に終了です。
もし病気が疑わしい部分が複数ある場合には、必要に応じて2ヶ所以上組織採取を行うこともあります。
通常の場合、施術は数分で終わるので、患者様の身体的負担も少なくて済みます。

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