内視鏡検査における生検とは

内視鏡検査における生検とは

生検後のケアと注意点

ほとんどの患者様は問題なく生検を終えることができますが、まれに患者様の状態によって生検を行うことでリスクが伴う場合もあります。

例えば血を固まりにくくする薬を飲んでいる患者様の場合、出血のリスクが高くなるので注意しなければなりません。
また、消化管に穴が空いて貫通してしまう状態である、穿孔になることは生検ではほとんどありませんが、患者様の病状が内視鏡カメラの所見よりも進んでいた場合に生検を行った結果、穴が空いてしまう可能性があります。

生検を行った当日の飲食ですが、喉の麻酔をしてから1時間後に飲水が、2時間後に飲食が可能です。ただし、検査当日はお酒や辛い食べ物などの刺激の強い物は避けましょう。

万が一、生検後に腹部が痛い、便が黒いもしくは血の混じった便である場合は、生検した部分から出血している可能性が高いため、すみやかな受診が必要となります。

この記事を監修してくれたお医者さん

粟田裕治

ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック 院長

略 歴
日本医科大学卒業/川崎幸病院 初期臨床研修/川崎幸病院 消化器内科/医療法人社団CMG ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック 院長

保有資格
日本内科学会 認定内科医/日本消化器病学会 消化器病専門医/日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医/日本病態栄養学会認定 NST研修修了/緩和ケア研修修了/難病指定医

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