奈良県奈良市では、「スマホでめぐる!ならdeぐるりサマーキャンペーン」を実施している。また、熱中症予防のための涼めるスペース「ひんやりオアシス」を開放している。詳しい情報をみていこう。
奈良の夏を楽しむコンテンツ
奈良市では、4月にリリースした奈良市公式アプリ「SHIKA no ASHIATO」にて、奈良の夏を楽しむ「スマホでめぐる!ならdeぐるりサマーキャンペーン」を、7月12日(金)~9月1日(日)の期間実施している。
■奈良市公式アプリ「SHIKA no ASHIATO」
奈良市公式アプリ「SHIKA no ASHIATO」は、最新の奈良市観光情報やモデルコース、スタンプラリーなどが楽しめるアプリ。
また、デジタル会員証が発行され、ポイント付与機能が利用できる。加盟店で買い物すると100円につき1ポイントが付与され、貯まったポイントは1ポイント=1円で、加盟店で利用できる。加盟店の店舗検索機能もついている。
さらに、レジャー・体験販売や、多言語・同時翻訳の機能も用意されている。
■奈良の夏を楽しむキャンペーン
「スマホでめぐる!ならdeぐるり サマーキャンペーン」では、期間中に加盟店で1,000円以上買い物をした人の中から、抽選で50名に1,000ポイントをプレゼント。また、期間中に新規登録した人10名に、素敵な商品がプレゼントされる。
また、「夏の夜さんぽデジタルスタンプラリー」では、3カ所以上達成で、5名に「しかまろくんぬいぐるみ」をプレゼント。完全制覇した15名に、抽選で1,000ポイントがプレゼントされる。
さらに、期間限定コンテンツとして、加盟店から、ひんやり美味しいスイーツを紹介する「ひんやりスイーツ特集」や、ビールによく合うグルメを紹介する「夜のお楽しみ 夏のビール特集」も公開している。
加えて、モデルコースとして、夏休みの宿題に生かせる体験イベントなど家族で楽しめる「子どもと楽しむ夏のおでかけコース」や、
昔の暮らしを感じる「奈良町にぎわいの家」など、暑い夏でも涼しく奈良を楽しめる「夏でも涼しく楽しみたい!避暑地コース」を紹介している。
スマホ片手に「夏の夜さんぽデジタルスタンプラリー」を楽しんでみては。
詳細ページ:https://www.city.nara.lg.jp/site/shikanoashiato/210994.html
熱中症対策に「ひんやりオアシス」を開放
また、奈良市では、厳しい暑さから身を守るため、冷房設備を有する等の要件を満たす公共施設、郵便局、薬局・薬店を「ひんやりオアシス」として指定し、気軽に立ち寄り涼めるスペースを開放している。
■熱中症による死亡者数が増加傾向に
近年、国内での熱中症による死亡者数は増加傾向が続いており、年間1,000人を超える年もある。
奈良市においては、庁内関係課や関係機関・団体等が連携して熱中症対策の普及啓発に取り組んできたが、熱中症による市内救急搬送件数は、年間230件前後で推移している。
2021~2023年の5~9月の平均の奈良市の気象データから、最高気温及び平均気温は年々上昇傾向にあることが分かる。また、猛暑日や真夏日も増加傾向にある。
今後、地球温暖化が進めば、極端な高温の発生リスクも増加すると見込まれることから、熱中症対策をより一層強化するため、2023年5月に気候変動適応法が改正された。
気候変動適応法第21条は以下の内容となっている。
「市町村長は、熱中症による人の健康に係る被害の発生を防止するため、冷房設備を有する施設を指定暑熱避難施設(一般名称:クーリングシェルター)として指定することができる」。
「指定暑熱避難施設の管理者は、熱中症特別警戒情報が発表されたときは、その期間中、指定暑熱避難施設を開放しなければならない」。
上記の熱中症特別警戒情報とは、過去に例のない危険な暑さが予測され、重大な健康被害が生じるおそれがある場合に環境大臣が発表する情報のこと。
■「ひんやりオアシス」について
奈良市では、指定暑熱避難施設を「ひんやりオアシス」と命名。熱中症特別警戒情報の発表の有無に関わらず開放している。
「ひんやりオアシス」の開放期間は、各施設の休業日を除く6月3日(月)~9月30日(月)の期間で、開放時間は各施設の営業時間内。
開放施設は、はぐくみセンター、市庁舎、西部・東部・北部出張所、市観光センター「NARANICLE」の公共施設6か所、郵便局49か所、
薬局・薬店42か所の計97か所となっている。
「ひんやりオアシス」の詳しい施設の場所については、詳細ページで確認を。
熱中症対策のために、「ひんやりオアシス」を利用しよう!
詳細ページ:https://www.city.nara.lg.jp/site/press-release/207549.html
(yukari)
配信: STRAIGHT PRESS
関連記事: