データが示した「本当に注目を集めた春ドラマ」ランキング、2位は『アンチヒーロー』。最下位は?

データが示した「本当に注目を集めた春ドラマ」ランキング、2位は『アンチヒーロー』。最下位は?

途中からお気に入り登録者数が減少した作品も…。減少幅が大きかったのは

ドラマのお気に入り登録者数は、多くが最終回まで伸び続けるが、中には途中から減少に転じる作品もある。


春のゴールデン・プライム帯ドラマでいえば、『9ボーダー』、山下智久主演の『ブルーモーメント』(フジテレビ系)、赤楚衛二主演の『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)、篠原涼子とバカリズム主演の『イップス』(フジテレビ系)、森本慎太郎主演の『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)、間宮祥太朗主演の『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)の6作がそれにあたる。

中でも減少幅が大きかったのが『ブルーモーメント』で、第7話放送後の6月8日には98万人まで伸びたお気に入り登録者数が、そこから減少の一途をたどり、最終回放送直前の26日には95.6万人まで下がった。とはいえ、増加数自体は春ドラマ6位と悪くない結果だ。

日テレ苦戦の春ドラマ、増加数最下位は『街並み照らすヤツら』

増加数最下位となったのは『街並み照らすヤツら』。同作はお気に入り登録者数自体が少なく、第5話放送直前の5月25日に同作最高の11万人に達し、しばらくそのままで推移した後、第9話放送直前の6月22日に10.9万人に減少。26日には10.6万人と、とてもプライム帯ドラマのドラマとは思えない数字だ(実際、多くの深夜ドラマのお気に入り登録者数を下回る)。

企画の立ち上げからクランクインまでわずか1カ月という急造作であり、放送開始まで2週間を切る4月18日までTVerの作品ページすら存在しなかったあたりからも“突貫工事”ぶりがうかがえたが、それにしてもSixTONESのメンバー主演でここまで伸び悩むとは。

タイトなスケジュールの中で放送まで漕ぎつけた制作陣・出演者には同情するが、急造作なりのクオリティだったことは否めず、はたして無理をしてまで実現させる企画だったのか。当初予定されていた作品がキャンセルとなった事情を含め、いろいろと考えさせられる結果である。

関連記事: