ゴミ箱を埋め尽くすほどのアリが!
最初は月に一度くらいの頻度で来ていた男性も、いつの間にか三カ月に一度、半年に一度となり、二年後にはほとんど来なくなりました。
隣家に雑草が生い茂っていく様子を見ながらも、カスミさんは何もできないのでモヤモヤしていたそうです。
そんな夏のある日、家の中にアリが侵入していることに気づいたのです。
「最初はゴミ箱にアリが数匹いる程度だったのですが、一週間後にはアリの行列が侵入するようになったんです。家の中に駆除スプレーを撒きたくないし、子どもがまだ小さいため駆除用のエサを置くと食べてしまう恐れもあったので、見つけたら掃除機で吸い取るようにしていたのですが、いたちごっこで……。
仕事から帰ってくると、ゴミ箱にびっしりとアリが出入りしているのを見たときは発狂しそうでした」
なかなか減らないアリにしびれを切らしたカスミさんは、アリの行列をたどって発生源を見つけに行くことに。すると、隣の空き家からアリが出てきていることに気づいたそうです。
今年の夏もアリが発生するか心配……
「発生源はわかったものの、自分の家の敷地内ではないため勝手に入って駆除することもできなくて、途方にくれました。長男の方もいつ来るのかわからないので苦情も言えなくて。
結局、自分の家の庭先に駆除用のエサを置いて様子を見ることにしました」
それから徐々にアリの数は減っていき、涼しくなる頃にはアリの姿は一切消えたそうです。
「駆除剤の効果か季節的な要因なのかわからないですが、アリがいなくなって一安心しました。でも、これは去年の話なので、今年もまたアリが大量発生したらどうしようと思っています。次こそ、長男の方に伝えて対応してもらわないと」
と話すカスミさん。
今回はアリでしたが、空き家はゴキブリやシロアリなどの害虫が発生することもあるため、空き家の周辺に住んでいるときには注意したいですね。
<取材・文/nami イラスト/ズズズ@zzz_illust>
【nami】
3人の子をもつママライター
配信: 女子SPA!
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