4歳から活動をはじめ、19年の映画『町田くんの世界』の主演で、一気に注目と評価を受けた細田佳央太さん(22歳)。
2021年の日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS)で昆虫が大好きな原健太役も印象に残しました。昨年のNHK大河ドラマ『どうする家康』や、放送中のドラマ『あの子の子ども』(関西テレビ・フジテレビ)も話題を集めるなど、順調にキャリアを歩んでいます。
7月4日からは、主演ドラマ『七夕の国』(ディズニープラス)の独占配信がスタートした細田さんにインタビュー。誠実な細田さんの人柄が伝わってきました。
熱狂的ファンがいる原作の実写化にも自信は「ちゃんとある」
――『七夕の国』の原作は、『寄生獣』で知られる漫画家・岩明均さんが、1996年から1999年にかけて不定期連載した伝説の同名SFコミック。細田さんは、物に触れずにあらゆるものに、小さな穴をあけるという“超能力”を持った大学生・南丸洋二(ナン丸)を演じています。原作の熱狂的なファンも多い作品ですが、細田さんは2001年生まれ。プレッシャーもあとからじわじわきているのでは。
細田佳央太さん(以下、細田さん)「オファーをいただいてから原作と脚本を読ませていただきました。映像化する際には、舞台を現代に移していますが、原作の内容に沿っているので、脚本を読んでも違和感はありませんでした。実写化の情報解禁が撮り終わった後だったので、プレッシャーに関しては、その時に実感しましたね。
撮影中に情報解禁されていたら、もしかしたら緊張することもあったかもしれないです。でも少なくとも、できたものに対して、自信があるかと聞かれたら、ちゃんとあるので。それだけ素晴らしい監督やキャストのみなさん、スタッフのみなさんに囲まれてできた作品。それだけで大丈夫だと思っています」
撮影初日から、主人公の特徴的な雄叫びを20回
――序盤からナン丸の「ちょわああ!!」が飛び出しました。※ナン丸が物体に小さな穴を空ける“超能力”を使う際に発する渾身(こんしん)の雄叫び。
細田「“ちょわああ!!”(笑)に関しては、原作から口の形を真似しました。最初の本読みのときは、もっと声を高めにして、周りがビックリして引くくらいの感じでやっていたんです。でも監督から“普通でいいんじゃないかな”とアドバイスをいただいて、普通の声で全力を出して、ガソリンが切れるみたいな感じにしました。
最初の“ちょわああ!!”をやった日がクランクインで、テストを含めて20回くらいの“ちょわああ!!”をやりました(笑)」
配信: 女子SPA!