『寄生獣』作者の“超能力マンガ”実写化!熱狂的ファン多数でプレッシャーの中、22歳主演俳優の自信のほどは?

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人は能力を手に入れたときに本質を問われる


――ナン丸はやがて怪奇事件の真相解明に巻き込まれていきますが、彼のことを「強い人」だと感じますか?

細田「思います。間違いなく。人は、こうした“使い方によってはどうにでもなる能力”を手にしたときに、本質が問われるというか、追い込まれたときに本音が出ると思うんです。そうしたなかで、最終回であの選択ができたナン丸はすごく強いと思います。でもそれもきっと、彼がいったんつまずいたから気づけたのだとも思います」

――細田さん自身の“強み”を教えてください。人から言われて嬉しかった強みでも。

細田「僕は自分に“強み”を感じたことはないです。シンプルに、“不器用”というのは、言われて嬉しかった言葉ではありますけど」

自分は不器用。でも器用じゃなくてよかった

――「不器用」と言われて嬉しかった?

細田「はい。自覚しているのですが、僕は器用な人間じゃないんです。事務所のレッスンも、小学校とか小さいころからずっとやってきていて、ずっと“不器用だね”と言われてきました。

自分の性格上、器用だと、いろんなことを“こなして”過ごしていきかねないんです。それは危ないなと。天狗になりやすい危険性があるというか。器用だったら、8割程度でもいろんなことをできちゃって、それを繰り返して、結局は成長しなくなってしまうんじゃないかなと」


――不器用だからこそ、こつこつと成長していけると。

細田「そうですね。だから自分の性格としては、器用じゃなくてよかったと。だから“不器用だよね”と言われて嬉しかったんです。不器用だからこそ、一生懸命やらないとスタートラインにも立てなかったんですが」

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