アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんの通院には、姉妹のどちらかが付き添うようにしているからなのか、周りから「やるのが当たり前」に思われていると感じているワフウフさん。あーちゃんの認知症が進行し、これからどんどん負担が大きくなってきても、当たり前だと思われ続けるのだろうと思うと、ワフウフさんは気が重くなってしまうのでした。ただ、あーちゃんがいつまでもオシャレ心を忘れていないところなど、付き添いを続けているからこそ見える面もあり、嫌なことばかりかと聞かれるとそうでもありません。
おじさんは一体何者!?
ワフウフさんが住んでいる地域は、昔からある住宅街。高齢者率がとても高いように感じていて、夕方になるとお年寄りが散歩をしている姿を見かけることも多くあります。実はその中に1人、いつもパジャマのような服装で歩いているおばあちゃんがいて、認知症かも? とワフウフさんは気になっていました。ある日、すれ違いざまにそのおばあちゃんに話しかけられたのですが、会話がうまく成立しないまま去ってしまい、余計に気になってしまいました……。
持病の糖尿病の診察を受ける日。ちゃんと飲めていれば、もう手元にないはずの薬をもらわないといけないのですが……。
受付の人から診察の予約があると言われても、注射だけだと言い張ります。
遅れて到着した姉が受付の人に話してくれたので、診察は無事に受けられました。
毎週通院しているうちに顔見知りができましたが、1人厄介なおじさんが……。
軽く流そうとしているのに……。
めちゃめちゃ食らいついてきます。
これ、普通にセクハラですけどね……。余計なお世話です。
その後も、あーちゃんが他の人と大腸がん検査について話していると、割り込んできて……。
この発言に、あーちゃんが不安そうな表情になったため、姉が言い返してくれました。
別の日には、検査結果の数値にまで口出し……。
なんでこんな無責任なことが言えるのか……。
今度見かけたら、わざと避けてみようかな。
今日はいつものインスリン注射と糖尿病の診察がある日。薬が正しく飲めていれば、もう手元に薬がないはずなので、今日の診察は必須です。しかし、あーちゃんは病院の受付で「今日は注射だけです」と言い張り、受付の人も困惑……。その後、電車が止まっていたために遅れて病院に到着した姉が、改めて診察をお願いしたことで事なきを得ました。しかし、受付順が遅くなってしまって、早く行って順番待ちをした意味がなくなりガッカリ……。
先日はまだ手元に薬が残っているのに「薬がない!」と騒ぎ、今日は薬がないはずなのに診察を断っていて……。この様子だと、きっともう薬の管理はできていないのでしょう。
私たち姉妹が通院に付き添うようになって1年半。自然と顔見知りもできてきました。その中に1人、少し厄介なおじさんがいて、とにかく馴れ馴れしく無責任な発言を繰り返すのです……。姉が一度ブチギレてくれたものの、効果はナシ。毎週会うと思うと、憂うつになります。
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いつか薬の管理ができなくなってしまうと覚悟はしていたと思いますが、実際にそうなっている可能性が高いことを突きつけられると複雑ですよね。ワフウフさん姉妹にとっても不安が大きくなる中で、無関係のおじさんから口を出されて、ブチギレる気持ちも理解できるのでは。おじさんの興味が他の人に向いてくれるのが一番ですが、あまりにもしつこいようなら、病院のスタッフに相談してみるのもいいかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。
配信: 介護カレンダー
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