播州織ブランド「POLS」からスマホやPCなど“相棒”の持ち運びに便利な収納アイテム登場

播州織の製造販売を行う丸萬のファクトリーブランド「POLS(ポルス)」が、伝統の技術を生かし、現代の生活に寄り添えるようなポーチなどの収納アイテムを初リリース。7月より順次各取扱い店舗、オンラインストアで販売している。

独自のジャカード技術を確立

兵庫県西脇市にて播州織の繊維製品を製造販売している丸萬は、明治34年創業。産地黎明期にジャカード織機を多数導入することで産地の始まりを作り、機械式の織機の普及に尽力し、1970〜90年代に大量生産、高品質なものづくりができる時代を作った。現在、生産量は落としつつも、独自のジャカード技術を確立し、国内外のハイメゾンブランドを支える素材を作り出している。

テキスタイルの楽しみを発信するブランド

「POLS」は、丸萬とテキスタイルデザイナー・梶原加奈子氏とのコラボレーションにより、2015年に誕生した。ジャカード織りで制作されたアイテムを中心に、「テキスタイルの楽しみ」を発信していくことをコンセプトとしている。プロダクトは、スカーフから始まり、2018年パタンナー兼デザイナー・宮本祐子氏の加入により、ウェア制作を本格的にスタート。シーズンコレクションを個人受注数に合わせて生産して届けることで、アパレル業界の「過剰在庫問題」を考慮した創作を続けている。

2021年には、大阪自社ビルの1Fをリノベーションして、初の販売店舗「ポルストア大阪」をオープン。月末週の1週間だけ営業し、毎回ゲストブランドを迎えて販売活動を行っている。

また、「POLS」のアイテムは、テレビドラマの衣装として多数採用されている。

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