8月31日(土)にスタートする中村倫也、土屋太鳳出演の土曜ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」(夜10:00-10:49ほか、NHK総合ほか)の第2話キャストに松浦慎一郎、土村芳、河相我聞、佐戸井けん太、小林薫が出演することが決定。さらに、第2話のシーン写真が公開された。
■「Shrink―精神科医ヨワイ―」とは…
同ドラマは、原作・七海仁氏、漫画・月子氏による同名漫画が原作。“すべての人が壁を感じずに精神科にかかる日が来ますように…”と願う、のんびり屋だけど優秀な精神科医・弱井幸之助(中村)と、一言多いけど思いやりに溢れた看護師・雨宮有里(土屋)が、丁寧に患者と向き合い、希望を与えていく姿を描く医療ドラマだ。
■松浦慎一郎、土村芳らの役どころは…
松浦は、さざ波屋ラーメン新宿本店の店長・谷山玄を演じる。玄は、高校を中退してからラーメン一筋で働き若い頃から仕事にあけくれ店長にまでのぼり詰める。高校在学中は柔道に励み東京都の大会で優勝を争うほどの選手だった。
そして、玄の妹・谷山楓を土村が演じる。楓は、幼いころに父が他界し、母が出ていった後、親戚に引き取られるがずっと兄妹二人で苦難を乗り越えてきた。楓の大学の学費は、玄が高校を中退して働きながら工面した。
また、弱井の大学の先輩で、弱井とは研究室時代から厚い信頼関係で結ばれている都内有数の精神科病院(新星病院)の精神科医・君島明役を河相が、新星病院で双極症の治療のため入院している患者・林正信役を佐戸井が、松浦演じる玄の柔道の師匠・仙川鶴一を小林が務める。
■第2話のあらすじ
ひだまりクリニックの昼休み。弱井(中村倫也)と雨宮(土屋太鳳)は、最近常連となったラーメン店『さざ波屋』で舌鼓を打つ。上機嫌の弱井を「気に入るとそればっかり食べますよね?」とたしなめつつ、雨宮の箸も進む。店長の玄(松浦慎一郎)も自分の味を気に入ってくれた弱井たちを見てうれしそうにもてなす。
そんな玄は、突然ベッドから起き上がれず、家から一歩も出られない状態になってしまう。見かねた玄の妹・楓(土村芳)は“ひだまりクリニック”を勧めるが、玄は「常連の弱井先生には気をつかわせたくない」と心療内科の“早乙女クリニック”に向かう。そこでうつと診断された玄は、抗うつ剤を処方され、次第にハイテンションになるも、疾患は“双極症”だったため、抗うつ剤がきっかけで“躁(そう)”状態になり、奔放な振る舞いを繰り返して周囲の人を困惑させる。心配した楓が弱井に相談した矢先、玄が突然、姿を消してしまう。
■双極症とは~弱井先生のセリフ~(別名:双極性障害)
ハイテンションで万能感に満ちあふれる躁状態と憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す脳の病気です。躁状態の時は、周囲とのトラブルが増えますが、本人は病気とは思わないので病院には行こうとしません。うつで苦しくなった時に通院するので、抗うつ剤が処方され、その薬がきっかけで躁転してしまう場合があります。
躁とうつを繰り返す周期が人によって異なるためとても診断が難しい病気で、正しく診断されるまで数年かかるとも言われています。しかし、双極症は治療法が確立されていて、薬を飲み続けてコントロールする事で糖尿病や高血圧のように共存できる疾患です。
■松浦慎一郎のコメント
世の中がコロナ真っ只中でどこか人間同士もギスギスしていた頃、僕の親しい方が心を病んでしまいその時に読んでいた本が『Shrink』でした。そこから僕もこの作品を読むようになり、その中でも特に印象深かった玄さんをまさか自分が演じる事になるとは思ってもいませんでした。
監督、プロデューサー、スタッフのみなさんを始め、弱井役の中村倫也さん、土屋太鳳さん、土村芳さん、共演者のみな様に柔らかく、温かく、見守ってもらうことで僕の身を預けて谷山玄役を演じられたように思います。
作品を通して改めて人と人との繋がりを持てる環境の大切さを実感しました。ドラマを通して人と環境がそう在るようになっていく架け橋になれたら素敵だなぁ、と思います。ドラマ『Shrink』宜しくお願い致します。
■土村芳のコメント
ストレスや悩んでいること、それは全て自分の弱さによるものだと思ってしまって、日々耐えている方は沢山いらっしゃると思います。そんな多くの方々に寄り添い、一人で解決しようとする以外にも方法がある事を、物語を通して優しく伝えてくれているのを感じました。
私が演じさせていただいた楓も、大好きな兄である玄の変化に翻弄され、どうしていいか分からずにいましたが、弱井先生はそんな支える家族に対しても孤独を感じさせない、心強い味方になってくれました。中村倫也さんをはじめとする素敵なチームが、みなさんに寄り添う味方でいられる様にと精一杯の願いを込め作られたドラマです。多くの方に届きますように。
配信: WEBザテレビジョン
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