漫画「上の子可愛くない症候群になった話~旦那編~」のカット(おーちゃんさん提供)
【漫画本編】「上の子可愛くない症候群」の妻に対し、夫が言い放ってしまったキツい言葉とは?
作者が妊娠中の経験を描いた漫画シリーズ「上の子可愛くない症候群のお話」。その続編として描かれた漫画「上の子可愛くない症候群になった話~旦那編~」全5話が、合計1000以上のいいねが寄せられ話題になっています。
次女を妊娠中の妻が、なぜか毎日長女に対してとてもイライラしていました。その理由を妻の口から聞いたとき、夫が言った言葉は…。読者からは「ちゃんと謝った夫はえらい」「でも言ったことは変えられない…」「よく乗り越えて頑張った」など、共感や応援の声が上がっています。
長女への懺悔と自分への戒めで漫画を制作
この漫画を描いたのは、3児の母のおーちゃんさんです。Instagramやブログ「愛しき3姉弟との日々」でコミックエッセーを発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつ頃からでしょうか。
おーちゃんさん「覚えていませんが、小学生くらいだったと思います。Instagramを始めたのは、2022年12月からです。子どもたちの育児記録として忘れないように残していこう、というのが最初のきっかけでした。画力がないので、いろいろな人の絵柄を参考に練習し、納得のいく絵になるまで描き直しています」
Q.このエピソードを漫画にした理由を教えてください。
おーちゃんさん「長女への懺悔(ざんげ)と、自分への戒めです。長女を傷つけてしまった事実は変わらないので、忘れないように形として残しておきたいと思って描きました」
Q.いつ、自分が「上の子可愛くない症候群」だと気付きましたか。
おーちゃんさん「次女の妊娠中期あたりに、ネットで調べたのがきっかけです。調べていくうちに、自分に当てはまる項目がいくつかあり、『もしかして私はコレかも…』と気付きました」
Q.旦那さまは、おーちゃんさんが悩んでいることに気付いていましたか。
おーちゃんさん「何も気付いていませんでした。ただ、『最近長女がよく泣くな。ママ(私)はいつも怒っていて、機嫌が悪そうだし…』とは感じていたようです」
Q.その後、旦那さまの態度に変化はありましたか。
おーちゃんさん「特に大きな変化はありません。もともと子どもたちの世話や家のことも、お願いすればしてくれるので、助かっています」
Q.同じ悩みを持つママやパパに、メッセージはありますか。
おーちゃんさん「これは誰でもなり得ることなので、どうか自分を責めないでほしいです。そしてパートナーにも、わが子をかわいくないと思ってしまう人を責めないでほしい。私もそうでしたが、『妻がわが子をかわいくないと思っているなんて知ったら、夫はどう思うんだろう…』と、打ち明けるのがとても怖かったです。
『誰かに相談したくてもできない』『それでも育児は待ってくれないから、子どもと触れ合うしかない』『でもかわいくない』『かわいくないと思ってしまう自分は母親失格だ』『子どもに申し訳ない』…悪循環しかないです。ここで寄り添ってくれていたら、産後の恨みにはつながらなかったんだろうな、と思ってしまいます。
なので、もしそうなってしまっても、必要以上に自分を責めないでください。私は、最終的に『全部ホルモンのせいだ』と思うようにしていました!」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことについて、教えてください。
おーちゃんさん「今は育児漫画だけですが、今後は創作漫画なども描きたいと思っています」
配信: オトナンサー
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