「通知表を付けなおして!」怒り狂う母親との地獄の面談で、その場を収めたの“息子の一言”

「通知表を付けなおして!」怒り狂う母親との地獄の面談で、その場を収めたの“息子の一言”

「うちの子に宿題は出すな!」その心理は?


「後日、また小林君の保護者から学校に電話が来て、『塾の宿題で忙しいから、うちの子には宿題を出さないでほしい。今学校でやっている範囲は全教科が塾で終わっているから大丈夫なんです』と言われました」

 塾に行っていて忙しい子は他にもいるのですが、このようなことを言われたのは初めてで、とても驚いたという由美さん。小林君は中学受験をするようで、学校の授業中にもよく塾の宿題をやっていて、何度か注意したこともあったといいます。

「保護者にも『学校では学校授業を受けてください』と伝えたのですが、『今やっている内容は簡単すぎるので、受験のためにできることをしたい』と言われました。何度話しても分かってもらえず、お怒りのまま電話をガチャッと切られてしまったんです。

 数日後、小林君の保護者から校長先生宛に電話がきたようで『息子と合わないから担任を変えてほしい』と言われたようでした。結局電話では話にならず、保護者の方は終始お怒りの様子だったため、別日に校長先生を含め、面談することになりました」

異例の4者面談

 そして、面談当日。

「放課後、小林君と保護者がやってきました。最初に口を開くなり、『そもそも、うちの子が中学受験に落ちたら責任が取れるのでしょうか?』と言われ、自分の子どもさえよければそれでいいという考えなんだと思ってしまいました」

 続けて保護者は「先生はうちの子をよく見てくれないですし、うちの子が嫌いなんじゃないですか?」と畳み掛けてきたそう。

「もちろんそんなはずはなく、お友達に優しい一面も良く知っていますし、通知表は全ての資料をもとに付けているのでそういったことも伝えましたが、なんだか話がどんどんズレて、大事になっていったんです」

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