下町風情が残る有名大学のおひざもと
新宿区北部に位置する早稲田駅。名前の通り、多数の著名人を輩出した「早稲田大学」があり、周辺は飲食店などが並ぶ学生街としてにぎわう。最近ではセレクトショップの「NEWOLD STOCK」や「Inf神田川イタリアン」といった注目の店も増えており、ショッピングやグルメを楽しむ人も。
一方で緑豊かな一面を持ち、「戸山公園」や「甘泉園公園」など名のある屋敷跡に造られた立派な公園が随所にあり、園内はいずれも新宿区とは思えないほどのどか。また早大通りや神田川沿いの緑道など、自然に包まれたスポットも散見され、街を歩くほど癒される。
駅から少し離れてみると、学生街とは打って変わって、落ち着い雰囲気に。東京に残る唯一の都電、荒川線を中心に、あたりには地元の人が行き交い穏やかな空気が流れる。
「都会だけど下町の風情があると思いますよ」と話すのは、長くこの地に住む「Abukri EHIPANINO!」の嶋田さん。昔ながらのご近所付き合いが今も続くという、神田川を越えた住宅地に店を構えている。
そうした人情味に焼き菓子店「pucupeco」も支えられていると、店主の矢定さんと飯倉さんは語り、今年3月の開業から早くも常連ができているとか。「さんぽ帰りに寄ってくれたり、またお菓子を買わない日でも窓の外から手を振ってくれたり、とても人が温かい」と街の雰囲気を気に入っているそう。
学生街、豊かな緑、下町の情緒などさまざまな面を持つ早稲田駅。歩くほど楽しい発見に出会えそう。
【2024年3月OPEN|pucupeco】
配信: OZmall