「自分は結婚相手を選べる」という妄想
「ユキさんは結婚願望があんまり強くないのに婚活したら悪いって言うけど、登録さえしたら、結婚前提の申し込みがたくさん来て、自分の気持ち一つで結婚が決まる……って妄想持ってませんか? 自分が結婚するかどうか選ぶ側って思ってない?」
「そんなつもりはないと思うけど……そんなに婚活が大変って思ってませんでした」
「ニコニコしている女性、共通の趣味がある女性、きれいな女性も登録していて、相手の男性はその中で選ぶんです。自分は比較検討されるんです」
「そうですよね」
そして婚活市場にいる同性のライバルは、同年代だけではありません。
「ものすごく結婚したいって程じゃないけれど『40代になってから結婚したくなってその時に行動しても遅いから今婚活する』といって、20代の女性なんかも登録してるんですよ。そんな風に将来のことを考えて、若いうち・有利なうちに婚活開始する人って、結婚願望強くないのに登録する遊び人だと思います?」
「思いません。計画的でしっかりしてますね」
「真面目で優しいって言われる」が武器にならないワケ
婚活に抱いていた誤ったイメージに、ユキさんは気が付いてくれました。それでもアプリの出会いは危険が伴うから怖いとのことで、安心できる結婚相談所の登録を検討することになりました。
「ユキさんの魅力って、どんなところだと思いますか?」
「周りからは真面目とか優しいって言われます」
「社会人として真面目とか優しいって標準装備であって、もちろん欠落していたらよくないけれど、備わっているから魅力ってわけじゃないですよ。仕事ができる人やきれいな人に対して、真面目とか優しいって褒めます?」
「真面目さも褒めるかもしれないけど、キレイならキレイって褒められるし、仕事できるならそっち評価しますよね。私って褒めるところないってことですか」
“真面目で優しい”が一般的にどういう評価か、伝える必要がありそうです。
配信: 女子SPA!