日焼け止めを「家を出る直前に塗る」のがNGなワケ。意外と知らない“正しい塗り方5つ”を医師が解説

日焼け止めを「家を出る直前に塗る」のがNGなワケ。意外と知らない“正しい塗り方5つ”を医師が解説

【解説】日焼け対策に効果的な5つのポイント

日焼け対策は美肌のために重要ですが、ここでは「アメリカ皮膚科学会」という権威ある学会も提唱している日焼け止めの塗り方を参考にしつつ、5つのポイントを簡潔にご紹介いたします。

①SPFが30以上で耐水性があり広範囲を塗りやすいもの

無理にSPF(Sun Protection Factor)50を使わなくてもSPF30でも十分な保護が期待できます。

②屋内で塗り、15分経ってから外出する

日焼け止めが効いてくるのは15分後と言われています。バーベキューする方、海に行く方は、外に行ってから塗るのでは遅く、15分ほど無防備な時間ができてしまいます。これは一番大事なポイントかもしれないですね。完璧に防御してから外出ましょう。

③十分な量を塗る(全身を塗る場合は約30g)

日焼け止めはケチケチしてはいけません。大体全身を覆うのであれば、約30g必要で、これはゴルフボールくらいの量です。日焼け止めはたっぷりめを意識しましょう。これはステロイドなどを使う時も一緒で、使用する量は多めを意識しましょう。

④素肌全体に塗る

これは当たり前ですが、落ちてしまうようなものに塗らないようにしましょう。

⑤2時間おきに塗り直す

2時間以内に塗り足すのが理想とされています。塗り足す時は、外に出ていても問題ありません。

これらのポイントを守ることで、日焼けによる肌のダメージを効果的に防ぐことができます。日焼け止めは夏の必需品ですが、年中無休のスキンケアとして考えるのがベストです。肌を守るためにも、これらのポイントをしっかりと実践しましょう。

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ポイント:正しい日焼け止めの塗り方を覚えて、紫外線を制しましょう。

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<北條元治 構成/女子SPA!編集部>

【北條元治】
形成外科医、医学博士。東海大学医学部非常勤講師。株式会社セルバンク代表取締役。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)、『医者が家族だけにはすすめないこと』(セブン&アイ出版)など。

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