海外の文化やルールが日本と違うことは理解しているものの、実際に住んでみると「おっ」と驚くことはたくさんあります。
高校卒業後に海外に渡り、12年ほどヨーロッパやアメリカで暮らしていた筆者も、さまざまな“違い”に出会いました。
公共の場でのルールも、日本と海外では違う場合もたくさんあります。今回はそんな違いの中から、特に印象的だった3つをご紹介します。
レディーファーストの徹底した海外から帰国したら…
筆者が長年住んでいたニューヨークでは、レディーファーストが徹底されていました。特に公共の場でそれを感じることが多かったです。
電車内で、男性が女性に席を譲るのは当たり前。お店のドアやエレベーターでは男性がドアを開け、女性を先に通すのが当たり前。もちろん、見ず知らずでもです。
昔からそのように教育をされているからか、「やらなければ恥ずかしいこと」「マナー違反」というようなレベルで、小さい男の子でもレディーファーストな振る舞いをしていることもありました。
10年以上海外で暮らしてからの、初めての東京生活において、日本の中年~年配の男性の態度には結構驚きました。電車では我先にイスに座り、エレベーターを出る時も我先に出て行く男性たち(むしろ女性に開閉ボタンを押さえさせていたり…)。
男女平等の意識が高まっている今日この頃ですが、元々の体の大きさなどお互いの違いを理解した上で男女平等は成り立つと思うので、改めてアメリカやヨーロッパのレディーファーストは素敵な文化だと思います。
電車やバスでの通話はOK
日本では電車の中やバスの中など、公共交通機関でのスマホ等での通話は控えるように…、というマナーがありますよね。
実はこれ、日本が少数派なのです。
アメリカやヨーロッパなどでは公共交通機関での通話はOKの所の方が多いです。筆者が10年ほど暮らしたニューヨークでは、普通に電車内で通話していても、誰も気にしません。
それどころか、地下鉄の中では時にはストリートミュージシャンならぬ車内ミュージシャンもいたりして、演奏や歌を披露しながら地下鉄の車内を巡り、投げ銭を貰っていたりすることも…。
コロナ禍は別だったことと思いますが、コロナ禍が落ち着いてからは元通りとのこと。
日本の地方で育った筆者は、若い頃に電車での通学等の経験がなく、都心での公共交通機関のルールを体験しないまま海外へ行きました。
そして帰国後に東京に住むようになったため、『通話はダメ』というルールには結構違和感を感じました。なぜかって…おしゃべりしてる人は見かけるので、なぜ通話だけがダメなのか疑問だったのです。(今だに疑問です…守りますが)
配信: 女子SPA!