クシャミをしたら…
クシャミって不意に出てしまい、制御が難しいものですよね。公共の場で「ぶふぇぇ~っくしょぃ!!」と大きなクシャミをしてしまうことも…。
そんな時、日本だとただただ、「すごい変なクシャミしちゃった…恥ずかしい…」と思いつつ、平静を保とうとするものですが、アメリカでは少し違います。
アメリカではクシャミをすると「Bless you!」と周りから声をかけられます。「お大事に」というようなニュアンスです。そしてクシャミをした本人は「Thank you」と声がけしてくれた人に感謝をするのが基本です。
これは知り合いに限らず、例えば電車の中で起きても同じです。見ず知らずの相手にも言う挨拶のようなもので、ちょっとしたコミュニケーションが生まれます。そのため、ひとりで変なクシャミをしてしまった恥ずかしさが緩和されることも…。
なぜ「Bless you」なの?
この「Bless you!」は「God bless you!」(神のご加護を)の略です。なぜ、クシャミをした人に神のご加護を祈るのでしょうか…。
一説によると昔はクシャミをすると体から魂が飛び出し、その隙に悪魔などが体に侵入する…と考えられていたのだとか。そのため、「悪魔が侵入しないように神のご加護がありますように…」というニュアンスで声がけをしていたのだと言います。
アメリカに限らずヨーロッパの多くの国でも、それぞれの国の言葉でクシャミの時にひと言言うという習慣があります。面白いですよね。
<文/まなたろう>
【まなたろう】
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。
配信: 女子SPA!
関連記事: