「次にキレたら別れる」と宣言した
最近では、めっきりキレることが少なくなったという野田さん。きっかけは、漫画でも描かれている大ゲンカだったそうです。
野田「これまでで一番の大ゲンカは、台湾に旅行したときに、僕が行きたいお店に行けなかったことで思いっきりキレちゃったこと。しかも路上で……。そのケンカを日本まで引きずって帰りました」
さるころ「そのとき、『次にキレたら別れる』と言い渡したんです。今までは『はい、まぁしょうがないね、ナデナデ』みたいに許してきたけど、次回はないぞと」
野田「さすがにマズいと思って、『反省会をさせてください』と申し出ました」
さるころ「違うでしょ。そのときはしおらしい態度になったんですけど、私としては『まだ信用できん』って感じだったんです。で、帰国のわずか1週間後、またしょうもないことでキレたんですよ。
上野動物園で、私がトイレに行っている間に、野田さんも子どもと一緒にトイレに行っちゃって。それを知らない私が外まで捜しに行ったことで、『どこに行ったんだよ』ってキレられた。だったら『自分もトイレに行く』とか一言LINEでもすればいいのに、逆ギレですよね。それで、『てめぇ、またキレやがったな』と(笑)。反省会はその後ですね」
キレる思考パターンを客観的に分析すると
「反省会」とは、一体どんなことをしたんでしょうか?
さるころ「『こういう状況では野田さんはこうキレる』という思考パターンを私が挙げていって、それを本人が自分で書き留めました」
さるころさんに言われるまで、自分がキレるパターンはわかっていなかった?
野田「そうですね。結局、自分の思考パターンがわかって、『不満があれば我慢せずに伝える』ということと、『相手に対する期待値を下げる』ということを常に意識するようにしたら、だいぶイライラが減った感じはします。
イライラしがちな人に『イライラするな』と言ってもダメなんですよ。なんでイライラするかを考えないと」
野田さんも、さるころさんの意見を聞いて素直に変われるってすごいことです。
<ただ、これには後日談があります。息子さんが5歳になった頃から、野田さんが再びイライラし始め、さらにコロナ禍で家族が一緒にいる時間が増えて、キレ癖が“再発”してしまったのです。さるころさんは、カウンセリングを受けることを決断。
この顛末は、さるころさんの漫画『子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい』に描かれています>
配信: 女子SPA!