水鏡テラスとしてリニューアル
さらに、ラウンジテラスに水盤を設置し、水鏡(みかがみ)テラスとしてリニューアル。和風庭園「葉ごろも」の入口としてだけではなく、そこで水盤に映る庭園のリフレクションが鑑賞できるようになった。
水が鏡になっているような様から、水鏡(みかがみ)テラスと命名。黒塗りの水盤テラスの水面には、4月~6月には新緑や紫陽花、8月には風鈴、11月には紅葉が反射して映るという。
夜の時間帯は、木やテラスのライトアップ。庭園の緑が少なくなる季節の夜には、竹玉や竹あかりでのライトアップが行われる。
加えて、水鏡テラスの水盤の中心には、樹齢200~300年のヒノキの木の根を設置。これは、この地区のお寺である自性院の改修に伴い、伐採した木の根を譲り受けたものだ。
温泉櫓と湯冷まし回廊を設置
また、「奈良偲の里 玉翠」3つの客室タイプの客室風呂に、温泉櫓(やぐら)と湯冷まし回廊を設置。温泉櫓とは、約100度近く高温で湯の花が付きやすい特徴を有する、熱川の温泉を管理するための建造物。本物は高さ20m、地下400mに配管が配されているが、今回設置のサイズは、50~100cmとなっている。
落差と温泉櫓に付随する回廊により、温泉の温度を段階的に冷ませるよう、「奈良偲の里 玉翠」の湯守りが試行錯誤の末に設計。これにより、より質の高い源泉かけ流しを提供することが可能になった。
配信: STRAIGHT PRESS