大腸ポリープの予防法
今までの危険因子をふまえ、予防法を考えましょう。
・禁煙
・節酒
・適度なカロリー摂取
・バランスの良い食事(肉食が過剰にならず、食物繊維をしっかりとる、カルシウムやビタミンDの摂取もする)
・定期的な運動をして肥満を防ぐ
これらの事に気を付け、大腸がんを予防しましょう。特に家族歴がある方では注意が必要です。また、40代以上で定期的に大腸がん検診を受けることも非常に有効です。早期に治療をすれば大腸がんは完治が見込める病気です。症状が分かりづらいため、定期的ながん検診で早期に発見しましょう。
「大腸ポリープができやすい人の食事」についてよくある質問
ここまで大腸ポリープができやすい人の食事などを紹介しました。ここでは「大腸ポリープができやすい人の食事」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
大腸ポリープができるのは体質と関係ありますか?
和田 蔵人 医師
遺伝的要因も関係があると考えられています。家族で大腸がんの既往がある方がいる場合には気を付ける必要があります。
大腸ポリープができた場合、控えた方がいい食品を教えてください。
和田 蔵人 医師
大腸がんの危険因子となる食べ方をしないようにしましょう。具体的には、アルコール、赤肉や加工肉の食べ過ぎ、カロリーを多く摂りすぎて太らないようにすることが大切です。
大腸ポリープ切除後に控えた方がいい食品を教えてください。
和田 蔵人 医師
ポリープを切除した直後はなるべく腸に負担をかけるものを避けて消化の良いものの摂取が勧められます。食物繊維が多い野菜や果物の摂取、脂っこいもの、刺激になるような香辛料、アルコールを避けましょう。
日にちが経った後は、大腸ポリープ・大腸がんを防ぐために赤肉・加工肉を避け、アルコールは適量で過剰にならないようにすることが勧められます。また、食物繊維はしっかり摂り、バランスの良い食事にしましょう。
編集部まとめ
大腸ポリープ・大腸がんは日本人で非常に多い病気であり、近年増加傾向です。大腸がんは、生活習慣を整えることで予防をすることもできます。禁煙・節酒とともに過剰なカロリーを避け、バランスの良い食事を摂り、適度な運動をすることが大切です。
しかし、大腸ポリープは自覚症状がないことが多く、40代を過ぎたころから定期的ながん検診を受け早期に大腸がんを発見し治療することも大切です。特に、家族歴がある方では注意が必要です。消化器内科で相談をしてみましょう。
「大腸ポリープができやすい人の食事」と関連する病気
「大腸ポリープができやすい人の食事」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
肥満
メタボリック症候群
大腸ポリープができやすい人の食事は食生活が乱れていることが多く、いわゆる生活習慣病の合併の可能性も高いです。これらの病気がある方では、大腸がんの危険性も高いと考え、定期的ながん検診を受けましょう。
「大腸ポリープができやすい人の食事」と関連する症状
「大腸ポリープができやすい人の食事」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
体重増加
息切れ
血が混ざった便
大腸ポリープの多くは症状がありません。しかし、肥満などの影響で大腸ポリープができやすく注意が必要です。また、大腸ポリープがある方では、便秘・下痢などの便通異常や消化管出血に伴う貧血などが起こることもあるため、症状がある場合には消化器内科を受診しましょう。
参考文献
赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて(国立がん研究センター)
患者さんのための大腸がん治療ガイドライン2022年版(大腸癌研究会)
配信: Medical DOC
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