「小さな子どもに対して、ありえない態度でした。長男がどれだけ傷ついたのか想像すると、胸が痛いです」
そう話す山田萌さん(仮名・40歳)は家族で自身の実家に帰省した際、実父と夫の子どもっぽい態度に、怒りを抑えられませんでした。
帰省時に小4の長男が腹痛になって……
萌さんは小学4年生と小学2年生の息子を持つ、2児の母。春休み中、県外にある実家へ家族で帰省しました。
実家に着くと母の綾子さん(仮名・65歳)は笑顔で迎えてくれたものの、父・正明さん(仮名・68歳)は、ややうんざりした表情。昔から、なんでも自分の思い通りにしたい正明さんは孫たちが来ると生活のリズムが普段と異なるため、不機嫌になるのです。
「それに、父は私の夫と不仲なので、余計に面白くないのかも。ただ、長男のことはそれなりにかわいがってくれるので、まあいいかと思っていました」
ところが、その夜、事件が……。夕食後、お腹が痛くなった長男のカケルくんがトイレへ向かうと、そこにはトイレ掃除中の正明さんがいました。
「お腹痛いからトイレ行きたい」。カケルくんはそう告げましたが、正明さんの返答は冷たいものだったそう。「掃除中だから終わるまで我慢しろ」と言い、カケルくんを追い返しました。
そこで、カケルくんは父親の順平さん(仮名・43歳)に相談。しかし、順平さんは次男とゲームに夢中で、「もう少し我慢できるだろ」とそっけない対応をしたのです。
子どもが漏らしても自分の非を認めない祖父と夫
カケルくんは萌さんには相談せず、順平さんに言われた通り、一生懸命トイレを我慢。しかし、限界が来てしまい、リビングでうんちを漏らしてしまいました。
「その時、本人は泣いていて、すごく恥ずかしそうでした。もうお漏らしする年齢じゃないので、辛かっただろうなと思います」
片付けながら、カケルくんに事情を聞いた萌さんは、正明さんと順平さんの大人げない対応を知り、驚愕。すぐさま正明さんに「なんで掃除中でも少しだけ使わせてあげなかったの!?」と怒鳴りました。すると、正明さんは逆ギレ。
「そんなにしたいんなら外ですればいい。我慢強さが足りないんだ!」と意味不明な怒りをぶつけてきました。
この人とは、話にならない。そう思った萌さんは順平さんを問いただすことに。「なんで『トイレ使わせてください』って言いに行ってあげなかったの? 言いづらいなら、私に相談してよ」と伝えました。
しかし、順平さんは「俺は次男とゲームしてていっぱいいっぱいだった。お前がちゃんと見てなかったから悪いんだろ!」と責任転嫁。こいつらに何を言っても無駄だ。そう悟った萌さんは、しょんぼりしてしまったカケルくんに「次から何かあったらママに言ってね」と伝えつつ、メンタルをケアしました。
配信: 女子SPA!