「別に46歳に見えていいじゃん!」釈由美子、ネット記事の見出しへの“違和感”を明かす

「別に46歳に見えていいじゃん!」釈由美子、ネット記事の見出しへの“違和感”を明かす

 俳優の釈由美子さん(46歳)が、日本のアニメや特撮への愛情が炸裂したアメリカのファンタジー映画『Iké Boys イケボーイズ』に出演しました。釈さんの過去作を観た監督が、「一緒に仕事をしたい!」とラブコールを送り、釈さん自身もその縁に感謝していると言います。


 私生活では男の子の一児の母でもあり、子育てに奮闘するなか、50代を前に“ゆらぎ世代”(主に女性において、ホルモンバランスの変化などの影響を受けて心や体の不調が起きやすい40代、50代の世代)として、今改めて思うこともあるという釈さん。

 インタビュー前半では今回の作品のこと、後半では子育て中の釈さんに、今現在の胸中や50代をどう迎えるかなど、本音に迫りました。

『ゴジラ×メカゴジラ』を観た監督からのオファー


――本作への出演へのきっかけは、監督・脚本を務めたエリック・マキーバーさんが、釈さん主演の『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)の大ファンだったからだそうですね。

釈:監督がわたしが出演している『ゴジラ×メカゴジラ』のDVDを買って観て大ファンになって、わたしが作中で演じた家城茜といつか一緒に仕事をしたいと思ってくださっていたそうなんです。これまでの自分の歩み、ご縁がこうしてつながることは、本当にありがたいなと素直に感動しました。

――完成した映画は、日本のアニメや特撮への愛情があふれている印象でした。

釈:日本のオタクカルチャー、アニメや特撮への愛が深い監督だったので、それとアメリカの高校生の青春物語がどうミックスされていくのか、わたしもわくわくしながら撮影に入りました。実際に、愛に溢れた現場でした。

――お芝居のパートはアメリカで撮影され、特撮シーンは日本のスタジオで撮影したそうですが、その見学に行かれたそうですね。とても勉強熱心だなと思いました。

釈:単純に特撮が好きなだけなんです。わたしも『ゴジラ×メカゴジラ』以来、特撮が好きになり、ちょうどその頃子どもが3、4歳で怪獣やゴジラが大好きだったこともあり、「一緒に観に行く?」という感じで、子どもを連れて出かけました。なのでわたしよりも子どものほうが興奮していました(笑)。

8歳の息子は母の仕事を理解


――今はもう7~8歳になるかと思いますので本作を含め、お母さんの仕事内容も理解しているのではないでしょうか?

釈:もちろん理解しています。自分が出た作品をいつか観るだろうなと思っていて、ちょうどコロナ禍の頃に自宅にいたじゃないですか。なので、恐竜好きだからたぶんゴジラも好きだろうなと思って、平成ゴジラシリーズを一気に見せたんですよ。『ゴジラ×メカゴジラ』まで来たときに目が「え!?」となり、わたしのことを二度見して「ママでしょ!?」と。

それ以来、『ゴジラ×メカゴジラ』を大好きになってくれて、ラストシーンでは毎回泣くんですよね。自分が出ている作品に感情移入して泣いてくれるなど、これはもう本当に幸せなことだなと思います。

――それは誇らしいですね。

釈:ただ、こういう役のときもあれば、2時間モノで悪役や犯人役もあるので、シリアスな役を演じたときはちゃんと切り替えて家では普通のお母さんに戻らなきゃと思うようにしています。ちょっと前にバズった“マンホール女優”という『仮面ライダージオウ』でマンホールを投げる役柄は悪役だし、マンホール投げているお母さん「怖い!」と思っていたようです(笑)。

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