熱中症対策のつもりが…水分補給のNG例5:7月に読みたい記事

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(3)スポーツドリンクを薄めて飲む

⇒水分と塩分・糖分のスムーズな吸収が損なわれてしまう可能性あり!

 熱中症対策として、ポカリスエット(大塚製薬)やアクエリアス(コカ・コーラ)などの「スポーツドリンク」を選ぶのは賢明ですが、「吸収が早くなるかも!?」、「甘くてカロリーが心配」などの理由で、薄めて飲んでしまうと、無意味になってしまう可能性が。

 スポーツ飲料は、カラダ本来の体液組成に基づいて各成分(電解質・糖分など)の濃度が調整されているため、薄めてしまうと、これらのスムーズな吸収が損なわれてしまいます。ペットボトルタイプのものは、薄めずにそのままを。パウダータイプのものは、規定通りの調合をすることが正解です。

(4)スポーツドリンクを凍らせて飲む

⇒濃度が不均一になるのでNG!


 そもそもペットボトルタイプのスポーツ飲料をそのまま凍らせると、中の液体が膨らんで容器破損の恐れがあるため、要注意。また、うまく凍らせたとしても、飲料全体の濃度が不均一(上部が薄く下部が濃くなる)になってしまうため、溶かしながら飲むと、せっかくの効果が期待できなくなってしまいます。

 大量の氷を入れてキンキンに冷やすのも避けたほうが良いでしょう。温めて飲む分には問題ありません。

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