【ケア2】食事抜きはNG。朝ごはんは必ず食べる
夏バテで食事を抜きがち。特に、朝食を抜くと、夜のうちに排出された水分が補えなくなるので、体の中はカラカラ。水分だけではなく、塩分やエネルギーも補わない状態のまま、暑い環境に身をおくと、それだけで熱中症のリスクが高まる原因に。
朝、食欲がわかない人は、少し早めに起きて、お腹が空くまで待つなどの工夫をしてみよう。
<おすすめ朝ごはん>
・食欲がない人は果物などで水分を摂ろう
・塩分が摂れるお漬物やお味噌汁
・素早くエネルギーに変わるバナナ
【ケア3】入浴で自律神経を整え、良質な睡眠をとる
夜の過ごし方は、熱中症対策のキモ! いかに体を休めるかが蓄積型熱中症を防ぐポイント。まずは、暑いからとシャワーで済ませがちなのをやめて、週に数度はぬるめのお湯で入浴しよう。お湯に浸かることで血行がよくなり、副交感神経が活発になりリラックス度が高まる。結果、ぐっすり眠れることにもつながり、日中に受けた熱ストレスがリカバーされる。
入浴前後と寝る前はコップ1杯の水分を摂ろう。途中で目覚めたとき、ベッドサイドにも水を置いておくと◎。また睡眠中の冷房温度は28度以下で、自分が快適に感じる温度を設定しよう。
<夜に体を休めるコツ>
・週に数回は38度以下のぬるめのお湯に浸かる
・入浴前後と睡眠前にコップ1杯の水分を摂る
・冷房温度定は、寝苦しくならないよう28度以下に設定を
お話を伺った人
医師 三宅康史先生
帝京大学医学部救急医学講座教授、帝京大学附属病院高度救命救急センター長。専門は救急医学。共著に「医療者のための熱中症対策Q&A」(日本医事新報社)ほか。
●監修:熱中症ゼロへ
配信: OZmall
提供元
OZmall
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